庭園開放や桜にちなんだ名品の展示も!春の恒例企画「博物館でお花見を」

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春の恒例企画として、桜のみごとな庭園が期間限定で開放されたり、桜をモチーフにした名品の展示が行われたり。この時期の東京国立博物館では、ほかで味わえないスペシャルなお花見が体験できそう。

◆今年は期間延長でいつもより長く楽しめる!隠れた桜の名所・博物館の庭園でゆったりお花見も

桜の名所として有名な上野だけど、上野公園に隣接する東京国立博物館のなかでもお花見ができると知っていた? 博物館の本館北側にある庭園内には約60本、構内全体で約10種類・約120本もの桜があるとか。

そこで今年も、桜の開花に合わせた2017年3月14日(火)から4月9日(日)までの期間、春の恒例企画となった「博物館でお花見を」を開催。こちらは2008年から始まったイベントで、入館料だけでふだんは入れない庭園に足を踏み入れて満開の桜を見られることなどで人気も高まっているみたい。

毎年、この時期に行われる「春の庭園開放」だけど、今年は特別にいつもより期間を延長して5月7日(日)まで実施。さらに、3月31日(金)、4月1日(土)、7日(金)、8日(土)の4日間はライトアップも行い、16時の閉園を19時30分まで延長する。上野公園のにぎわいとは違った、ちょっと静かな夜桜デートが楽しめるかも。



庭園には池を中心に5棟の茶室があり、4月11日(火)から開催する特別展「茶の湯」に合わせて、開幕から5月7日(日)まで「転合庵(てんごうあん)」という茶室の内部も外から見ることができる。こちらは17世紀に京都伏見で建てられたという、由緒ある茶室。

このほか、期間中に園内で設置される「さくらカフェ」では、「さくらマドレーヌ」(250円)や「さくら甘酒/ホット・アイス」(350円)など桜にちなんだメニューもいただけるので、散策しながらゆったりとお花見を楽しめるのも嬉しい。

◆桜にちなんだ国宝の名画や桜材の仏像など、桜マークの作品でアートなお花見を

本館の日本ギャラリーには桜を描いた絵画や桜がモチーフの工芸品、桜の木で作られた仏像などを展示してあり、館内でアートな「桜めぐり」ができる。

写真は、土佐光則筆とされる江戸時代(17世紀)の「源氏物語図屏風(若菜上:わかなじょう)」で、3月22日(水)から展示される作品。猫が飛び出した御簾(みす)の隙間に、光源氏の甥にあたる柏木が女三宮の姿を垣間見るシーンで、満開の桜の下で恋が始まる瞬間を描いている。そういえば、柏木だけがまっすぐ彼女の顔を見つめていて、ハートをつかまれた表情に。

ほかにも、17世紀のお花見の様子を描いた国宝「花下遊楽図屏風(かかゆうらくずびょうぶ)」など、桜にまつわる名品にオリジナルの桜マークを付けて展示。期間中に本館展示室の5つのポイントでスタンプを押して、全部揃ったらオリジナル缶バッジのプレゼントがもらえるスタンプラリーも実施している。



「源氏物語図屏風(若菜上)」伝土佐光則筆 江戸時代・17世紀 個人像 本館7室 3/22(水)〜

◆作品ガイドツアーやミニコンサートも! 博物館でちょっと知的なお花見を

庭園開放や本館桜めぐりのほかにも、期間中はさまざまな桜イベントが開催される。

例えば、桜にちなんだ作品のみどころを詳しく知りたいなら、3月22日(水)14時、31日(金)18時30分、4月5日(水)14時に本館地下の教育普及スペース「みどりのライオン」で行われる鑑賞ガイドを活用して。このほかにも、ボランティアによるガイドツアーなどがあり、当日の入館料だけで、事前申し込みも必要なく誰でも参加できるそう。

また、この時期に上野公園を中心に行われる「東京・春・音楽祭」の参加アーティストによる無料のミニコンサート「桜の街の音楽会」も開催。3月31日(金)はチェロのソロ演奏、4月3日(月)はヴァイオリンとヴィオラのデュオ演奏などが登場するので、桜とともに心地よい音楽も楽しめる。

この時期の東京国立博物館でしか体験できないちょっと知的なお花見体験は、感性が豊かになって自分磨きに役立つかも。



桜の街の音楽会(過去の様子)



TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館
アクセス:・ JR「上野駅」公園口、または「鶯谷駅」南口より徒歩10分、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」、千代田線「根津駅」より徒歩15分、京成電鉄「京成上野駅」より徒歩15分

「春の庭園開放」
開催期間:3月14日(火)〜5月7日(日)
開会時間:10:00〜16:00(ライトアップ実施日は〜19:30)
庭園ライトアップ日:3月31日(金)、4月1日(土)、7日(金)、8日(土)
「さくらカフェ」
開催日時:3月14日(火)〜5月7日(日)
営業時間:10:00〜16:00(ライトアップ実施日は〜18:00)
※ラストオーダーは閉店の15分前、悪天候により中止の場合もあり
「桜の街の音楽会」
チェロ・ソロ(林はるか):3月31日(金)13:00〜、本館大階段
ヴァイオリンとヴィオラのデュオ(佐藤恵梨奈、樹神有紀):4月3日(月)13:00〜、法隆寺宝物館エントランス
料金:無料(入館料は必要)

<博物館でお花見を>
会期:2017年3月14日(火)〜4月9日(日)
開館時間:9:30〜17:00
※3月中の金曜・土曜は〜20:00、4月の金曜・土曜は〜21:00、日曜は〜18:00(最終入館は閉館の30分前まで)
休館日:3月21日(火)
観覧料:一般620円、大学生410円

NAOKO YOSHIDA (はちどり)



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