8月にロンドンで行われる世界陸上選手権代表選考会を兼ねて19日、全日本競歩能美大会が行われた。男子20キロの部で、昨年のリオ五輪男子20キロ競歩で7位に入賞した松永大介(21、東洋大)が1時間19分40秒で優勝し2連覇を達成した。

 日本陸連が設定した派遣設定記録(1時間20分12秒)をすでに突破しており、選考基準を満たしたことで、日本選手権で優勝した高橋英輝(富士通)に続く2人目の代表に決定した。

■序盤からリードを奪う完璧なレース

 昨年はリオ五輪に出場して7位入賞するなど、前半は充実していた。しかし、昨秋から左膝の炎症や腰付近の疲労骨折などの故障が続いた。その影響もあり、先月行われた日本選手権は欠場。ようやく故障が癒え、練習を再開できるようになったのが3週間前。

 本人も「コンディションは80%くらい」と語るように、完全でないながらも何とか本番に間に合わせて最終選考会となる能美大会に出場した。体力には不安の残る状態ではあったが、序盤から飛ばして現役京大生として注目された山西利和とのマッチレースとなった。4キロ過ぎからはさらにペースを上げて、一気に山西を突き放すと残りは独走状態となり、終わってみれば強さを見せつけて圧勝した。

 これが東洋大学の学生として最後のレース。最後を優勝で飾った21歳は「メダル獲得を目標に勝負したい」と力強く語った。