レバノンの首都ベイルートの空港で木箱に入れられたまま放置されていたシベリアトラの子どもたち。動物愛護団体「アニマルズ・レバノン」提供(2017年3月18日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ウクライナからシリアへの輸送中に経由地レバノンの空港で1週間以上も木箱に入れられままになっていたシベリアトラの子ども3頭が、レバノンの動物愛護団体に保護された。

 3頭を保護し、世話に当たっている「アニマルズ・レバノン(Animals Lebanon)」が18日、明らかにしたところによると、3頭はレバノンの首都ベイルート(Beirut)の空港で1週間以上も窮屈な木箱に閉じ込められたままという「容認しがたい」環境に置かれ、脱水症状を起こし、うじ虫が湧いた状態だった。

 3頭はウクライナから空路で7日にレバノンに到着。内戦の最中にある隣国シリアの動物園に輸送されることになっていた。しかしアニマルズ・レバノンのマギー・シャラーウィー(Maggie Shaarawi)副理事長によると、輸送手配に手違いがあったとみられ、3頭はベイルート空港の木箱の中に1週間も放置されていた。「何もかもめちゃくちゃだった。木箱の中には排尿用のトレーがなく、子トラたちは自分たちのふんや尿に漬かっていた。飲み水用のボウルもなかった」とシャラーウィー氏はAFPに語った。

 木箱はしっかりとねじ止めされており、換気用に小さな穴がいくつか開けられているだけだった。

 アニマルズ・レバノンのボランティアが木箱を開けて3頭を保護した際に撮影した写真には、狭い箱の中で衰弱した子トラたちがふんやうじ虫にまみれた様子が捉えられている。
【翻訳編集】AFPBB News