“不屈のゴルファー”イ・ミニョン、これからの活躍に期待がかかる(撮影:鈴木祥)

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<Tポイントレディス 最終日◇19日◇鹿児島高牧カントリークラブ(6,397ヤード ・パー72)>
今季から日本ツアーに参戦している韓国のイ・ミニョンが国内女子ツアー「Tポイントレディス」でトータル5アンダー8位タイの好成績を残して大会を終えた。
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「まだまだですね。アイアンは良かったのですが、パターの調子が悪いです。いい時の感覚が戻らないので、本来の調子に戻るにはもう少し時間がかかりそうです」。
とはいえ、日本1年目の3戦目にして今季初のトップ10入りに、一安心といったところだろう。
 
ミニョンは昨年のファイナルQTで4位となり、今季ツアーフル参戦の権利を獲得。年齢は24歳とまだ若く、韓国ツアーは通算4勝の実力者。すでに周囲からは「日本でシード獲得、ツアー初優勝にも手が届く逸材」と言われている。
 
そんな彼女が韓国から日本に戦場を移す決意をしたのは、日本ツアー3年目のペ・ヒギョン(韓国)に強く誘われたからだった。
「親友のヒギョンから日本ツアーは素晴らしい場所だというところをよく聞いていて、チャレンジしてみようかなと思ったんです」。
 
ミニョンは海外志向が強く、元々は米ツアー志望だった。だが、その希望を打ち砕く出来事が起きる。2015年3月、欧州女子ツアーの「ミッションヒルズ・ワールドレディスチャンピオンシップ」に出場している最中、急な腹痛に見舞われ、あまりの痛さに病院へ。帰国後、病院での診断は「腎臓がん」だった。
「もちろん、当時はショックと絶望で、もうゴルフができないと思っていました。でも早期発見で、手術も小さなもので済んだので、回復も早かったんです。だからそんな大げさなものではないんですよ。体の調子を考慮したうえで、海外に挑戦するなら距離的に近い日本ツアーがいいのではないかと考えていました」。
がん治療から1カ月後にはコースに戻って試合をしていたというのだから恐れ入る。がんを克服してからの昨年7月の試合で韓国ツアー4勝目を挙げた。そのとき韓国メディアがつけた通称が“不屈のゴルファー”だった。
その表現についてミニョンは「あまりにも大げさですよ」とまたケラケラと笑った。そんな暗い過去はもう忘れたとばかりに冗談まじりで話をしてくる。性格は明るく前向き、その強い精神力に脱帽させられる。そもそも「なんでも一人でこなすことが好き」なのだと言う。
「旅行が大好きで、今まで欧米やアジアなどいろんな国に行きました。一人で初めての土地に来て、歩いたりおいしいものを食べたりするのが好きなんです」。
日本で3戦目を終えたばかりだが、ここでやれる手ごたえは感じているようだ。
「これからシード獲得、優勝するためにももっとがんばらないといけない。もう韓国ツアーに出る考えはしていません。日本は生活しやすく食べ物もおいしい。私“きつねそば”が好きなんです(笑)。だから日本の試合だけに集中していきます。目標は表純子さんのように息の長いプレーヤーになりたい」。
がんになったことさえも忘れさせるポジティブな思考で、ツアー初勝利を目指す。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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