2016年に登場したホンダNSXに続いて、2017年3月16日にレクサスからフラッグシップクーペとなるLCが登場したことで、賑やかになってきた国産スポーツカーのカテゴリー。

今回は日本が誇る最新国産スポーツカー5車種をおさらいしましょう。

レクサス・LC

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国産スポーツカーの中で最も新しいモデルが、2017年3月16日に発売されたばかりのレクサスLCです。

新世代レクサスの幕開けを告げるに相応しいラグジュアリークーペとして登場したLCは、新開発のGA-Lプラットフォームをはじめ、新しいパワーユニットと新開発サスペンションを採用するなど、様々な最先端技術が盛り込まれています。

グレードは5LV8エンジンと新開発10速ATというパワートレインを搭載したLC500と3.5LV6ガソリンエンジンとモーターを組み合わせた世界初のマルチステージハイブリッドシステムを搭載したレクサスLC500hの2種類。

歩行者検知機能付衝突回避支援対応のプリクラッシュセーフティや、一定の車間距離を保ちながら追従走行が可能なレーダークルーズコントロールをパッケージ化した先進予防パッケージ「レクサスセーフティシステム+」を全車標準装備し、高い安全性能を誇ります。レクサスLCの車両本体価格は1300万〜1450万円です。

レクサス・RC

2014年10月に登場したレクサスRCは4ドアセダンのISをベースとした2+2のクーペモデルです。流麗なクーペスタイルはプレミアムブランドらしい気品が漂っています。

エンジンはRC Fに搭載される5LV8を筆頭に3.5LV6、2L直4ターボ。そして2.5Lエンジン+モーターを組み合わせたハイブリッドシステムの4種類となっています。RC Fを除くモデルにはスタンダード、FスポーツそしてバージョンLを設定し、それぞれ異なる個性を主張しています。

駆動方式は全車FRのみでRCの車両本体価格はRC200tスタンダードの521万円〜RC Fカーボンエクステリアパッケージの1044万円となっています。

■日産・GT-R

2007年にデビューした日産GT-Rは、2017年で登場から10年を迎えました。2016年7月に登場した2017年モデルはエクステリアデザインやエンジン出力の向上に留まらず、ボディにまで手を加えることでフルモデルチェンジに匹敵する進化を遂げています。

搭載されている3.8LV6エンジンは最高出力570ps、GT-R ニスモは600psまでパワーアップ。エンジンの出力向上に伴う熱対策として、フロントバンパーの形状が大幅に変更されています。

ボディを鍛え直したことで剛性が向上。サスペンションはしなやかな味付けとなり、公道での乗り心地が改善されています。GT-Rの車両本体価格は996万840円〜1870万200円です。

ホンダ・NSX

アメリカで生産され、日本へ輸入されるハイブリッドスポーツカーホンダNSXです。2017年2月からデリバリーがようやく開始されたばかりです。年間100台という少ない販売台数だけに、すでに納車まで2年待ちといわれています。

ミッドシップに搭載するエンジンは3.5LV6ツインターボ。そしてフロントに2つ、リアに1つ合計3つのモーターによって構成されるハイブリッドシステムを搭載。ミッションは9速DCTが組み合わされます。

クワイエットモードで走行すると約2kmのEV走行が可能ですが、スポーツモードに切り替えると切れ味の鋭いコーナリング性能を発揮するのが特徴です。NSXの車両本体価格は2370万円です。

マツダ・ロードスター

4代目となる現行型ロードスターはソフトトップを採用したフルオープンモデルが2015年5月に登場。そして2016年11月には電動開閉式のルーフを採用したRFと呼ばれるモデルが追加されました。

エンジンはソフトトップ車には最高出力131psの1.5L直4、RFには重量増を考慮して北米仕様車に搭載されている158psの2L直4エンジンを搭載。ミッションは両エンジンともに6速MTと6速ATが組み合わされます。

フルオープンモデルはピュアスポーツの色合いが強く、RFは大人のスポーツカーというキャラ設定となるものの、人馬一体の走りは健在です。車両本価格は249万4800円〜373万6800円です。

(萩原文博)

1000万円オーバーも続々登場!最新国産スポーツカー・5車種【2017年版】(http://clicccar.com/2017/03/19/455062/)