FC東京に完封負けを喫した川崎フロンターレ

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[3.18 J1第4節 FC東京3-0川崎F 味スタ]

 昨季までのチームメイト、そしてエースだった男が対戦相手の最前線に入った。川崎フロンターレで4年間を過ごし、今季FC東京に移籍したFW大久保嘉人が、昨季までとは違うユニフォームに袖を通し、敵味方に分かれて試合に臨んでいることは、「4年間一緒にやっていたので、変な感じと言えば変な感じだった」(MF大島僚太)。

 1トップの位置に入った大久保と対峙したDF谷口彰悟は、昨季までのチームメイトの「ポジショニングが嫌だった」と振り返る。最前線に張るだけでなく、下がり目のポジションに移って組み立てに参加し、PA内に顔を出してはゴールを脅かそうとする大久保。谷口は「前にいても、後ろに引いて受けても、嘉人さんが持つと周りが動くし、前にいるときは皆が嘉人さんを見ていた」と影響力の大きさを感じたようだ。

 そして、後半31分には大久保のパスをPA内で受けたFW阿部拓馬の果敢なプレーからオウンゴールで先制点を献上。同41分にFWピーター・ウタカに追加点を許すと、同アディショナルタイムにはウタカとの連係から大久保に移籍後初得点となるダメ押しゴールを奪われ、川崎Fは0-3の敗戦を喫した。

 試合後、MF中村憲剛は「もっと違和感を感じると思ったけど、ユニフォームが変わったので、当たり前のことだけど、やっぱり敵だった」と大久保との“初対戦”を振り返った。そして、大久保の移籍後初ゴールを含む敗戦に「向こうの一番良い、彼らにとって一番喜ばしい形で終わらせてしまったのが、フロンターレの人間として非常に悔しい」と唇を噛むと、「この借りは後半戦で返したい」とリベンジを誓い、前を向いた。

(取材・文 折戸岳彦)
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