試合後にはサポーターと喜びを共にした。写真:田中研治

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[J1リーグ 4節]FC東京 3-0 川崎/3月18日/味スタ
 
 4節で迎えた多摩川クラシコ。今季、川崎からFC東京へ移籍した大久保嘉人にとっては初の古巣戦となった。

【FC東京 3-0 川崎 PHOTO】大久保&P.ウタカのゴールでFC東京が多摩川クラシコを制す!

 FC東京でいまだゴールを奪えていない大久保は序盤から積極的に仕掛けた。
 
 26分には相手DFのクリアボールをオーバーヘッドで狙い、直後には阿部のクロスに合わせてネットを揺らしたが、こちらはオフサイドの判定となった。

 それでも76分には阿部にパスをつないで先制点の起点になると、歓喜の瞬間は2-0で迎えた90+2分に訪れた。P・ウタカとワンツーで抜け出し、川崎のGKチョン・ソンリョンをかわして冷静に流し込んだ。
 
 ミックスゾーンに現われた大久保は「焦りはありましたが、ああいう形で決められてよかった」とホッとした表情を見せた。
 
 0-3で敗れた前節のG大阪戦ではPKを外し、試合後にユニホームを投げ捨てたことで、クラブから注意を受けていた。だからこそ、今回の一戦には特別な想いがあったようだ。ゴールの後には両手を合わせ、サポーターに謝罪をする姿があった。
 
「点を取って謝らなくてはいけないと思っていた。普通は古巣相手に決めた時はまったく喜ばないが、ああいうことをしたし、謝らないとはいけないと思っていた」
 
 移籍後初ゴールはFC東京の一員として認められる重要なゴールになったようだ。
 
「今後もっとチームを良くしたい。そのために言えることは言っていきたい。優勝するためには苦しいことはもっとある。地道にやっていきたい」
 
 チームを勝利に導いた男は今後への想いをそう強く語った。

取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)