「自信につながる」初得点を挙げたホニ、未勝利続く新潟の救世主に名乗り

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「追い付けると思ったし、うまくいったなと思います。ああいうゴールでも、ゴールなので」

 1点ビハインドで迎えた40分、一瞬の出来事だった。相手ボランチがバックパスをした瞬間、ホニが猛ダッシュで走り出した。そして、ルーズ気味になったボールに相手GKより先に触ると、落ちてきたボールを右足のアウトでゴールに流し込んだ。

「後ろから圧を掛けて、僕だけじゃなくてみんなが後ろからぐっと寄せていた。GKに行ったボールが弱いな、これはいけると思ったので、圧を掛けてボールを奪った。そして、入った」

 今季、ブラジルのクルゼイロからアルビレックス新潟に加入したばかり。サンフレッチェ広島とのJ1開幕戦で初先発を飾ると、ここまでのリーグ戦では全試合に出場。その初ゴールに周囲からの期待が集まるのと同時に、異国の地で一人、プレッシャーと戦っていた。そんな中、生まれたゴールに「自信につながる」とホニは安堵した表情を浮かべた。

「何回もチャンスがあった中で、あきらめずに、自分の中ではどんどんいろいろなものが圧し掛かっていた中で、ああいう形でもしっかりと点が取れたことは僕にとっては大きかった」

 ようやく決めた初ゴールのあと、「決めていた」というパフォーマンスも披露。側転からのバク宙、そしておしゃぶりポーズ、さらにボールボーイからボールを受け取ると、ユニフォームとお腹の間にボールを入れた。「息子がもうすぐ生まれるので、息子のために、息子と一緒に喜びを分かち合うという意味でバク転した」と、まさに喜びを全身で表現した。

「自分にとっても、奥さんにとっても、子どもにとっても大きな1点だった」と締めくくったホニ。開幕からいまだ勝利がない新潟の起爆剤に、ここから名乗りを挙げる。