キャスト陣は日本語を猛特訓 (C) 2016 CJ E&M CORPORATION, MOHO FILM,
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 「オールド・ボーイ(2003)」のパク・チャヌク監督がメガホンをとり、本国韓国で成人映画(R19指定)ながら観客動員約400万人のヒットを記録した「お嬢さん」(公開中)の新たな本編映像が、公開された。本編の重要シーンである、朗読会の場面を切り取っている。

 英人気作家サラ・ウォーターズ氏の小説「荊の城」を基にした3部構成の官能サスペンス。1939年、日本統治下の朝鮮半島。詐欺グループに育てられた少女スッキ(キム・テリ)と藤原伯爵を名乗る詐欺師(ハ・ジョンウ)が、日本文化を崇拝する富豪・上月(チョ・ジヌン)と令嬢・秀子(キム・ミニ)をだまし、ばく大な財産を巻き上げようとする。

 どんでん返しが仕かけられただまし合いのサスペンスだけでなく、屋敷に隠された秘密の数々も本作の大きな見どころ。その1つが、春画や官能小説の収集家である上月の屋敷で夜な夜な開催されている謎の朗読会だ。実はその内容は、秀子が着物をまとい官能小説を朗読し、紳士たちがその様子を鑑賞するというもの。本作では登場人物のほとんどが日本語を話しており、公開されたシーンでも秀子が日本語で過激な文章を読み上げている。上月や藤原といった男たちがじっと聞き入るさまからは、着飾った外見に押し込めた淫靡(いんび)な本性が透けて見える。

 三重県でも撮影が行われた本作では、キャストたちが日本語の猛特訓を積み、セリフを覚えた。なお、来日したパク監督が明かしたところによれば、秀子の名前の由来は敬愛する成瀬巳喜男監督の常連女優だった故高峰秀子さんから採ったものだという。