まだ若いはずなのに、最近記憶力が悪くなってきた、物忘れがひどくなってきた、なんて自覚はありませんか? 一般的に記憶力の低下、ひどい物忘れ等は、脳の衰えと共に発症する加齢によるもの、といった認識がほとんどだと思います。しかし近年は若くとも発症する、若年性健忘症という記憶障害が増えているのです。

若い人の記憶障害、若年性健忘症

高齢な方に多いとされる記憶障害は、若年性健忘症というかたちで若い人にも発症してしまいます。若年性健忘症の具体的な症状としては、以前より極端に物事を覚えられなくなる、物事を忘れるようになる。昨日の食事や今日の日付などの些細な情報を思い出せなくなる、他人の話をよく理解できないようになる、こういったものです。簡単に言えば、記憶のインプット・アウトプット力が極端に下がってしまう症状。物忘れを起こした際、自分ひとりなら大した問題とはなりませんが、仕事などで責任が伴う事柄で記憶障害が起こると、自分だけでなく他人も巻き込むこととなってしまうので、重大な問題となってしまいます。

若年性健忘症の主な原因

若年性健忘症の原因として有力なのは、認知・実行機能をつかさどる前頭前野及び、記憶形成をつかさどる海馬の異常とされています。どちらも脳の記憶機能には欠かせない脳組織で、これらに異常をきたした際に、若年性健忘症が現れるようです。前頭前野や海馬の異常は、動脈硬化や脳梗塞等による脳の血流障害や、前頭前野や海馬を使用する機会が減ること、過度な栄養失調、慢性なストレス等で生じてしまうようです。ちなみにうつ病の方に処方される、向精神薬・精神安定剤等の使用も記憶障害が伴う要因の1つとなっているそうです。

若年性健忘症を防ぐには

まだ若いのに記憶障害なんて起こしたくない、若年性健忘症を防ぎたい、というあなたは「脳休」を取り入れてみましょう。若年性健忘症を引き起こしてしまう脳の血流の悪化や、脳神経の衰え、栄養失調は、十分な休息・適切な栄養・軽い運動といった適切な生活習慣とマインドフルネス瞑想など脳を休めることを心がけることで防ぐことができます。適切な生活習慣を心がけていても、慢性的なストレスの蓄積は脳の血流悪化を含め、脳神経の働きを悪くする要因となってしまいます。日々自分に合った方法でストレスを解消し、脳もしっかりケアする必要がある時代なのです。


writer:サプリ編集部