サイン会をおこなったX JAPAN

 ロックバンドのX JAPANが17日、東京・タワーレコード渋谷店で、映画『WE ARE X』(公開中)オリジナル・サウンドトラックの大ヒットを記念した「X JAPAN緊急プレミアム・サイン会」をおこなった。それに先立つ記者会見でYOSHIKIは「さっき間違えてツアーの情報をツイートしちゃったんだよね」と後の重大発表として温存されていた情報を漏らしてしまう、コミカルな一面を覗かせた。

 このイベントは、X JAPANのドキュメンタリー映画である『WE ARE X』のサウンドトラックの購入者が対象。このサウンドトラックは初週だけで2万枚を売り上げており、オリコン週間アルバムランキングでも3位を獲得している。音楽ドキュメンタリー映画のサウンドトラックがトップ3に入るのは、ザ・ビートルズの『レット・イット・ビー』以来、実に45年10カ月ぶりで、史上2作目の快挙。さらにX JAPANにとっては1998年以来、29年ぶりのサイン会となった。

 メンバーのYOSHIKI、Toshl、PATA、HEATH、SUGIZOが登場すると、期待を高まらせたファン達が、黄色い声援と拍手を送った。その後、会見がスタート。まず、YOSHIKIが「今日は集まって頂いてありがとうございます」と挨拶してから「ツアーの事も言っていいんだっけ? さっき間違えてツイートしちゃったんだよね」と後の重大発表として温存されていた情報を漏らしてしまう、コミカルな場面もあった。

 それに続き、他のメンバーもそれぞれ「今日はお越しいただきありがとうございます。CD買って聴いてください」(HEATH)、「本日は誠にご来場まことにありがとうございます。お楽しみ頂ければ嬉しいです」(PATA)、「サイン会を一緒に楽しみたいと思いますのでよろしくお願いします」(Toshl)、「お日柄も良く、サイン会に良き日になるんじゃないかと思います」(SUGIZO)と挨拶した。

 YOSHIKIが「29年前のサイン会に来てた人っていないよね?」とファンに呼びかけると、なんと参加したファン1人が会場に。これにはYOSHIKIも驚きの表情を見せていた。またYOSHIKIがSUGIZOのサインをからかい、SUGIZOが「あれ落書きじゃないですよ」と返すなど、軽妙なやりとりもみられた。

 報道陣向けのフォトセッションでは、メンバーが手を交差させる「Xポーズ」で撮影に応じた。さらに、ファンとのカメラ撮影があることが告げられると、会場からはどよめきが起こり、会場全体でのXポーズとなった。メンバーの「WE ARE!」の言葉に続いて「X」でジャンプする様子には一種の連帯感を感じた。また、写真撮影後、YOSHIKIが今回のイベントのタイトルについて「必ずXっ『緊急』って付くんですよね。何でなんでしょう」と呟くと、ToshIが「あなたのせいです」すかさずツッコミ。これには会場全体に大きな笑いが起きた。

 また、YOSHIKIが「映画が皆さんにとても反響を頂きまして、その感謝の気持ちを込めて世界ツアーをやっちゃおうかという話になりまして。とりあえず日本に関しては大阪城ホール2DYASと、横浜アリーナ4DYAS」とツアーの詳細と、さらに現在レコーディングもおこなわれている事が明かされた。

 自身のドキュメンタリー映画に、HYDEや、GLAYのTERU・HISASHI、KISSのジーン・シモンズ、マリリン・マンソンらの称賛が寄せられた事について、YOSHIKIは「アーティスト仲間からサポートしてもらうのは感謝・感謝・感謝です。友達のアーティストたちが感想を書いてくれて本当に光栄ですし、ありがたいです」とした。

 そして昔のツンツン時代のヘアスタイルの話を、自ら持ち出したYOSHIKIは「昔はタクシー移動が多かったんですけど、(ヘアスタイルで)頭が入らなかった。しかもタクシーが停まってくれなかったし」とユーモア一杯に話すなど、クールな出で立ちとは裏腹に、和やかな会見になった。その後、メンバーたちは握手会に臨んだ。(取材=小池直也)