(C)2017「3月のライオン」製作委員会

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今年で連載10周年を迎える国民的人気コミック『3月のライオン』の実写映画【前編】が、ついに3月18日(土)に公開されます! 


主演は、原作者である羽海野チカ先生と原作ファンたちの熱望でもあった、今人気と実力ともに若手ナンバー1俳優といわれる神木隆之介さん。そして、メガホンを取ったのは実写版『るろうに剣心』シリーズでも知られる大友啓史監督です。


今回ローリエプレス編集部では、17歳の天才プロ棋士を演じた神木隆之介さんにインタビュー♡ 
映画の裏話から本作のキーワードでもある“家庭”に関することまでガッツリ伺ってきました!

「神木の現場はあたたかくて楽しいな」と思っていただきたい


――撮影を終えて……「3月のライオン」の現場の様子はいかがでしたか? 主演として意識されていたことはあったのでしょうか?

「すごくあたたかい雰囲気で楽しかったです。それこそ、あたたかい羽海野さんからあたたかい作品が生まれて。共演者の皆さんや現場のスタッフさんも、あたたかかったからこそ、この良い雰囲気が出たのだと思います。その現場でもそうなのですが、僕の理想として共演者の皆さんに『神木の現場ってあたたかくて楽しいな』と思っていただけたらいいなと、常に思っていました!」



――神木さんのその意識もまた、あたたかい雰囲気・作品へと導いていったのですね。
共演者の方々とのエピソードはありますか?

「伊藤英明さんは、すごく健康オタクなんです。『隆ちゃんお風呂上がったらどうしてる〜?』といきなり話しかけられました(笑)。いつも『よく寝れてる? お風呂に浸かって体が温まったら、冷水を背中にかけて。それを繰り返すと、自律神経がどうのこうの』と教えてくださるんです。やりなよと言われて、僕は4回ぐらいやってみてギブアップしました(笑)」



――素直にちゃんと試されたのですね!

「試してみたのですが、冷水が少し苦手で断念したんです(笑)。他にも『疲れていない?』と気遣ってくださいますし、『○○を食べた方がいいよ』『鍛えた方がいいよ』とか健康のためにいろいろアドバイスをくださいます!」

――神木さんのことは「隆ちゃん」、伊藤英明さんのことを「ヒデ兄」と呼び合うほど、いい関係なんですね! 

「加瀬さんは、動きが読めない方なので。加瀬さんに対して、僕が突っ込んでいます。でも、役に入ったら正に静寂の鬼という感じで、さすが加瀬さんだなと尊敬しています! 佐々木蔵之介さんは、役の島田さんと同じような雰囲気。でも、(対局シーンでは)足が痛いとずっと言っていました!(笑)」



初・神木さんがご自身で、ザクザク髪をカット!


――対局シーンは足が痺れちゃいそうですよね。将棋のプロ棋士の役でしたが、役作りは大変でしたか?

「僕は役作りの時にあまりきっちりと決めないんです。役の性格や癖、たたずまいなどは癖づけしておくのですが、相手の役者の人と役としてぶつかりたいと思っているので、このセリフはどう言おうというのはあまり考えない。役のキャラクターも人間なので、心と心のコミュニケーションとして、きちんと受け止めた上で、返したいなという想いを常に持っています」


――漫画が原作の作品ですが、ビジュアル面で気をつけられたことはありますか? 今回、髪をご自身で切られたとか? 

「そうです! 桐山零は美容室に行かないよね、床屋もあまり行っているイメージがない……ということは自分で切ろうか! という具合に。自分で切ったのは初めてです。なので、左右がちぐはぐなんです。あとは、零だったらこんな姿勢で歩いているのかな? 電車に乗っている時はどこを見ているんだろう? とか、零のたたずまいとして印象的なものは写真を撮っておいて、座り方や姿勢、考えている時の姿を日常でもやるように癖づけていました。ちなみに、零はメガネをかけていますが、僕も伊達眼鏡は好きなので慣れていて。たまに、かけていないのにレンズの真ん中に(メガネを掛け直す仕草)手を上げてしまいます(笑)」


――かなり読み込んで研究されたんですね

「そうですね。しかし、監督と話していたのは、原作にいい意味でとらわれないようにしようねと。ただの真似事になってしまうのは逆にすごく失礼なことですし、映画がきちんと物語として生きていて、それが回り回って原作に沿ったというようにしたいと」

食べるシーンが連チャン! すぐお腹すいちゃう


――漫画でもそうですが、食事のシーンは印象的で本当においしそうでした。たくさん食べられたんですか?

「とても食べました!(笑)本当においしいので! 食べるシーンが続く時もあるんです。でも、さっき食べたはずなのに、すぐにお腹がすいてしまうんです! 映画でも料理がおいしそうというのは、原作とすごく共通しているところで。こんなに温かい料理が作れる、温かい家族というのが1つのキーワード。零が人間としてあたたかくなっていくための要素の一つでもあります」

――ちなみに……神木さんの好きな家庭料理は?

「すいとんです!」

――渋いですね。ずっとですか?

「ずっとです。すいとんが大好きで、自分でもごく稀に作ります。出汁を入れて小麦粉をこねるだけなので、簡単に作れます」



――こだわりはありますか?

「こだわりは……薄味なところでしょうか。僕のいわゆるお袋の味というのがすいとんで、お母さんが作る場合は主婦の技術で、中に生姜とかを練っているのですが……それを食べると、自分の家の味だなとすごく感じます。家族が作る料理はすごく大事なんだと思います。そして、そのあたたかさは人にも伝わるんだなと思いました。だからこそ、劇中で他人である川本家に零がいるけど、そこで零があたたかさを取り戻していくことが出来るんだと思います」

どの世界にも通じるプロという道



――中学生でプロ棋士の桐山零と同様に、プロの俳優として長いキャリアを持つ神木さん。演じるにあたって、共有できる部分はありましたか?

「幼い子が相手でも本番の時は、役者さんは一人の演者として語りかけてくるので、子供としては見ていないんです。親からも一人の役者として見られていて、『この世界は子供も大人も関係ないからね。わがままとか、できないっていうのは許されないから』と言われてきました。零と対局する相手も、歳は関係なく倒そうとしてくる。それに吹き飛ばされないように、プロとして自覚を持って対局しなければいけない。そのような部分は共有できるかもしれないな、と思っていました」


神木さんは祖父の影響で、幼い頃から将棋には親しんできたそうなのですが、今回はさらに2カ月に渡ってプロ棋士からレッスンを受けたのだそう。劇中の神木さんの将棋の指し方がとても美しくて、将棋経験ゼロの筆者も思わずうっとりしていました。
他にも、伊藤英明さんや、佐々木蔵之介さん、加瀬亮さんなど色っぽい俳優さん方の情熱的な戦いのシーンは、女子的にも必見です!


人生や仕事が大きなテーマとなっているので、この春、何かをスタートさせたり、新しい環境に進む人、今何か頑張っている人、自分の居場所や生き方を探している人には、特におすすめの映画。名言も多いので、勇気が湧いて温かな気持ちになれるはず。ぜひ、劇場に足を運んでみてくださいね♪ 「3月のライオン」は前編3月18日、後編4月22日より全国ロードショーです!

(取材・ローリエプレス / 文・YUE/プロップ・アイ)