ジャスティン・ビーバーを名乗って少女たちへの接近を図った大学講師(出典:https://www.thesun.co.uk)

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豪クイーンズランド州で少し前、インターネットを悪用して児童らにいかがわしい画像を送るよう要求していた男が警察に逮捕された。被害件数が900件を超えたこの事件の犯人がなんと大学で法学を教える教員であったことが分かり、関係者も驚きを隠せずにいる。『news.com.au』などが伝えた。

豪クイーンズランド州で昨年11月、世界的な人気を誇る歌手ジャスティン・ビーバーを装ったアカウントをFacebookとSkypeに開設し、コンタクトしてきた少女らに下半身の写真を送って欲しいなどと要求していた男が逮捕された。それが「クイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology)」で法律を教えていたゴードン・ダグラス・チャルマーズという42歳の講師であったことが分かり、事件が改めて大きな話題となっている。

昨年、ドイツと米国の捜査当局から情報が入ったことからチャルマーズの捜査を始めたというクイーンズランド州警察・小児性犯罪特別捜査班の「Taskforce Argos」。その家宅捜査によりチャルマーズの犯行が明らかになり、新たに900件以上の児童に対する性犯罪容疑がかけられた。最終的な目的は未成年少女の強姦であった疑いが強く、SNSに関しても管理ページへのアクセスなどに協力しないチャルマーズに保釈が検討されることはなかったという。

未成年者に対する性的虐待、性的搾取、児童ポルノ禁止法違反。さらにインターネットサービスの健全な利用のための規約に違反し、警察に対する非協力的な姿勢など、チャルマーズ起訴にあたっては罪状が931にもおよんだとのこと。同警察のジョン・ラウス氏は会見で、市民に向けてこう述べている。

「SNSやコミュニケーションアプリを通じ、セレブとコミュニケーションをとれるなどと多くの子供たちが信じていたことには驚くばかりです。小児性犯罪者の仕業であったこのたびの事件のように、子供たちは常に危険な状況にさらされています。ご家庭でもインターネットに潜む危険性について改めてお子さんたちに教えてあげて下さい。」

実はジャスティン・ビーバーになりすまし、少女たちに裸の写真を送らせるといった手口の事件はこれが初めてではない。2014年には、Bryan Asraryなる男がジャスティン・ビーバーのインスタグラムのメッセージ欄から若い女の子を物色、コンタクトをとり、「僕はジャスティンと親しいんだ」と信じ込ませた。その上で、ジャスティンになりすまし少女に卑猥な写真を送るよう要求するなどして今年1月に逮捕されている。

様々な“なりすまし”が横行し、犯罪が起きているこの世の中。アメリカでは医師免許を持たない者が美容整形外科医を装って各種の手術を行い、患者を死なせる例もあとを絶たない。またSNSはもちろんIDカードも全面的に信用してはならないようだ。フロリダ州では他人のIDカードを盗んでその人物に23年間もなりすましていた60代の男が逮捕されたほか、妻を殺害した夫がなりすましにより妻のFacebookを更新し続けて捜査を錯乱させた。

出典:https://www.thesun.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)