ベトナムの女性が愛してやまないロータスティー。ロータスとは蓮(はす)のことであり、美容効果たっぷりのロータスティーを、かの楊貴妃も好んで飲んでいたとか。まだ日本では飲む機会の少ないロータスティーですが、いったいどんなお茶なのか気になりますね。

蓮からできる3つの異なるお茶

蓮(はす)は水の中で育つ植物であり、水面上まで茎を伸ばし、優雅な花を咲かせます。仏教では蓮の花はお釈迦様の台座とされる、高貴な花でもあります。蓮が育つためには泥水が必要です。泥水を人生の辛いことに例えて、泥があればあるほど(辛いことが多ければ多いほど)、見事なたい輪の花が咲く(実りがある)という意味があるそうです。蓮は観賞用とされるほか、食用や薬用にも利用されます。蓮といってもあまりピンとこない方もいらっしゃるでしょう。でも蓮の地下茎は誰もがよく知っている野菜のレンコンなんです。そしてお茶として利用する場合は花、葉、蓮の実の芯(しん)の3つの部分が使われ、それぞれに違った特徴と風味があります。

●蓮花茶(蓮の花のお茶)

緑茶をベースとして、蓮の花をまぜることで香りづけしています。癖が少なく飲みやすく、ふんわり漂う花の香りが心地よいお茶です。

●蓮葉茶(蓮の葉のお茶)

蓮の葉を乾燥させてお茶にします。苦みがある場合もあります。

●蓮芯茶(蓮の実の芯)

蓮の実の芯を乾燥させてお茶にします。独特な苦みが特徴です。

不眠症に効くロータスティー

ベトナムでは健康茶として日常的に飲まれているロータスティー。気になる効能にはどのようなものがあるのでしょうか。ベトナムでは不眠症に効くお茶としても飲まれているそうです。ロータスティーには鎮静作用があり、体と精神を落ち着かせてリラックスさせ、安眠効果が期待できます。また体の老廃物を取り除くデトックス効果や美肌効果、新陳代謝を促進させる作用もあり、まさに女性に嬉しい効能たっぷりのお茶なんです。

始めるならまずは香り高い花のお茶を

日本ではまだあまり馴染みのないお茶ですが、通販などで買うことが可能です。茶葉、またはティーバッグタイプのものがあり、お好みに合わせて選べます。いれ方は簡単、緑茶と同じ方法で入れられます。ロータスティーは蓮の使う部分によって好みが分かれ、実の芯のお茶は苦みが強く苦手という方も多いようです。しかし蓮の花のお茶なら、初めての方でも美味しくいただけるというコメントが多数あります。健康茶ブームが続いていますが、ぜひロータスティも一度試してみてくださいね。


writer:Akina