Sultan of The Disco「普通に日本で活動するバンドの1組になることが今もっとも大きな夢」

写真拡大 (全4枚)

韓国発ソウル・ファンク・ディスコバンド、Sultan of The Disco(スルタン・オブ・ザ・ディスコ) 日本ツアー直前インタビュー! そのルックスや言動からギャグバンドと思われがちだが、音楽はいたって真面目でクール。音を聴くと体を揺らさずにはいられない。いま日本でも“ファンク”“ネオソウル”といったバンド音楽が旬を迎えている中、Sultan of The Discoは、韓国で唯一無二のソウル・ファンク・ディスコ音楽を奏でる。日本をはじめ世界各国の大型音楽フェスティバルに出演し、昨年12月には日本でも遂にメジャーデビュー。この週末から日本初のワンマンを含むライブツアーを前に、Sultan of The Discoの意気込みをどうぞ!

―昨年12月に日本デビューをしてから初となるツアーが目前ですね。

ナジャム・ス(ボーカル・シンセ・ダンス/以下ナジャム):本当に楽しみです! 日本では今の10倍ほどライブができるといいですね。そのために、日本人になりたいくらい(笑)

キム・ガンジ(ドラム/以下ガンジ):とにかく日本は食べ物が最高! 弁当も美味しい。

G(ベース):それに日本では何事にも「段取り」もあって。いろいろなことが、ち密に組まれているのがすごいです。韓国語でも段取りは“ダンドリ”なんですよ。年配の方がよく使いますね。おそらくツアーもスムーズに行くでしょう。

「ゴールデンボンバー? そのバンド、チェックしなきゃ!」

―簡単にバンド結成の経緯を教えて下さい。

ナジャム:最初は10年ほど前“口パク”のダンスグループとしてスタートしました。当時は他のメンバーと組んでいたのですが、もう少し音楽的な要素が必要だなと思って実力のあるメンバーを探し、最初に会ったのがダンサーのハッサン。彼は“天才ダンサー”という噂が立っていたほどなんです。

J.Jハッサン(ダンス・コ−ラス/以下ハッサン):高級クラブとか高いお金を出して踊りに通っていたんですが、お金払わなくてもダンスができると聞いて会うことにしたんです。

ナジャム:その後もメンバーが流動的になりながら、2010年に楽器の3人に会いました。

―日本にはゴールデンボンバーという、ボーカルだけ歌って、バンドは全員あてぶりの有名なチームがいますが、少し似ていますね。

ナジャム:本当ですか? 僕たちは歌ってすらいなかったので(笑) めちゃめちゃ一生懸命歌っている“フリ”をしていましたよ。そのバンド、チェックしなきゃ!

―現在のように、ファンクやソウル音楽を選んだ理由は?

ナジャム:ビルボードチャートの1950〜95年までのデータべースを入手して、色々聴いてみたら最もハマったのが、70年代のソウル・ファンクだったんです。スルタンの初期は、あまり音楽知識が広くなく日本の渋谷系やジャミロクワイなどが好きで、そのうちファンクにたどり着いてバンドにも反映していきました。

「日本の人はおとなしいと聞いたけれど、そうじゃないみたい」

―日本へは、2014年のサマーソニックが初来日なんですね。

ガンジ:他のバンドが日本でライブをするのを見たことありますが、日本の人はリアクションがあまり大きくないですよね。僕たちのステージでも反応が小さいかと思いましたが、サマソニで初めてステージに立ったとき、お客さんの反応がすごく良かったのがとても気持ち良かったです。

ハッサン:日本の人はおとなしいと聞いたけれど、そうじゃないみたいだけど? 間違って聞いたっけ? と思うくらいに。でも僕らのステージが終わって友だちに聞くと、本来はそんなに踊ったりしないんだと。なので、とても嬉しかったです。

―日本以外にもイギリスのグラストンベリーフェスティバルをはじめ、ドイツやシンガポールなど、さまざまな国の音楽フェスティバルに出演していますが、それぞれの印象や違いは?

ナジャム:イギリスは自分のスタイルで音楽に合わせて、韓国はそっくりマネをして、日本の人は、これで合ってるかな? と少し控えめに踊る。NYもすごく反応が良かったです。

ガンジ:僕らいつも海外出る前に恐怖心があるんです。イギリスへ行く前は、誰も踊らなかったり、つまらなそうにしていたらどうしようとか、日本で静かなライブになったらどうしようと思ったけど、それも違った。

ナジャム:これまで海外に出て、一度も微妙な空気になったことが無いです。どこへ行っても必ず盛り上がってくれます。

日本デビューのアルバムのタイトル曲は氣志團の綾小路翔が日本語詞を担当

―昨年12月に日本メジャーデビューを迎えましたが、日本デビューのアルバムの中では、リード曲の「Oriental Disco Express」は日本語で歌い、日本語の歌詞は綾小路翔さんが作詞されました。綾小路翔さんや氣志團の印象は?

ナジャム:僕が作った元の韓国語歌詞に合うように作ってくださったので、すごく自然に歌えますし、元歌詞が微妙に感じるほど。あまりにも口に馴染んでしまって、韓国ライブで日本語の歌詞が出そうになるほどなんですよ。それくらい言葉に親密感があって、元々この歌詞だったよね? って思うくらいです。

―氣志團は知っていましたか?

ハッサン:はい、翔さんは以前DJ OZMAとしてDJ DOCのカバー(「アゲ♂アゲ♂EVRY☆騎士」) もされましたよね。あと服装やスタイルを参考にしたことがあるんです。

ナジャム:僕らがターバンを巻いてスーツを着ていた時期があるんですが、それは氣志團のリーゼントと学ランからヒントを得たんですよ。

―日本デビュー以降ラジオでも耳にしますが、韓国バンドとは知らずに興味を持ったという人も多いです。

ナジャム:それが本当にうれしいです! まさに僕たちが望んでいたことですね。

ハッサン:僕たちもっと良いバンドにならないと、と身を引き締められます。僕たちを初めて知った日本の関係者の方々が僕たちを選んでくれたので、これまで以上にエネルギーを注いで頑張らねばと感じています。

「僕らのファンの何人かはSCOOBIE DOに動きました。だから今回日本で取り返そうと(笑)」

―さて今月19日からは、全国対バンツアーと東京でのワンマンが行われます。

ガンジ:今回は初のツアーだから、僕らも倒れるまで盛り上げますよ! それを覚悟して舞台に上がらないと。

ハッサン:僕らはライブをやりながら、どんどんテンションが上がるんです。

ホンギ(ギター):以前はライブしながら踊るという感覚がなかったのに、スルタンのライブをしながら面白味が出てきたんですよね。

ナジャム:お客さんもライブを観ているうちに、自然とダンスが体に馴染んでくるんじゃないかと。

―札幌・神戸・福岡・釜山では、日本のファンクバンドを代表するSCOOBIE DOとの2マンライブを行いますが、これまでも対バンを重ねている盟友ですね。

ナジャム:はい、SCOOBIE DOの皆さんからは学ぶことが多いです! まず音楽に向かう姿勢とライブで見せるエネルギー。彼らと対バンすることで、僕たちも音楽やライブに対する基準が高くなりました。

ハッサン:僕たちよりぐっと年上ですが、日本で“友だち”と言えるバンドができて、本当にうれしいです。

ナジャム:韓国で2マンやったとき、僕らのファンの何人かはSCOOBIE DOに動きました。だから今回、日本で取り返そうと(笑)

「日本のバンドからいろいろなエネルギーを得て、僕らも成長したい」

―東京での初ワンマンは、日本の人気新鋭バンドのフレンズがゲストに駆けつけてくれることになりましたね。

ナジャム:フレンズの音楽は、とても洗練されて調和がとれたサウンドで、キャッチーなメロディがいいなと感じました。

ハッサン:日本だけでなく韓国でも徐々にファンが生まれている僕たち“ライジングスター”(笑) と、初のワンマンをフレンズと一緒にできることになって、すごく楽しみです!

―今後、日本でやってみたいことは?

ガンジ:本当に完璧な日本のバンドになりたいです! 冗談でなく。

ハッサン:小さな会場から、各地で日本のバンドと対バンをたくさんやりたいです。

ナジャム:さまざまな日本のバンドから、いろいろなエネルギーを得て、僕らも成長していきたいと感じています。

ガンジ:それにフェスもね! サンセットライブとか。

ナジャム:フジロックも出たいし、やっぱり氣志團万博もね。サマソニはもっとお客さんを集める自信がありますよ! 日本で韓流とかK-POPのタイトルなしで、普通に日本で活動するバンドの1組になることが、今後のもっとも大きな夢ですね。



■ライブ情報
「Sultan of the Disco 『オリエンタルディスコ特急』発売記念ワンマンライブ」
日程:2017年3月22日(水) 19:00 OPEN/20:00 START
会場:東京・渋谷TSUTAYA O-nest
ゲスト:フレンズ(Japan)
チケット:¥3,300(税込・ドリンク代別)
INFO:クリエイティブマン 03-3499-6699

★盟友SCOOBIE DOとのジョイントツアー「ORIENTAL FUNK EXPRESS」★
日程:2017年3月19日(日) 17:00 OPEN/17:30 START
会場:札幌・COLONY
チケット:¥3,300(税込・ドリンク代別)
INFO:ウエス 011-614-9999(月〜金 11:00〜18:00)

日程:2017年3月23日(木) 18:45 OPEN/19:15 START
会場:神戸・太陽と虎
チケット:¥3,300(税込・ドリンク代別)
INFO:清水音泉 06-6357-3666

「ORIENTAL FUNK EXPRESS」
日程:2017年3月25日(土) 17:30 OPEN/18:00 START
会場:福岡・LIVE HOUSE CB
チケット:¥3,300(税込・ドリンク代別)
INFO:BEA 092-712-4221

■関連サイト
日本オフィシャルサイト:http://www.vap.co.jp/sultanofthedisco/