米小児医学誌「ペディアトリクス」のウェブサイトで2017年3月13日、子ども向け製品に関連して1991年から2011年までの20年間に、医療施設の緊急治療を受けた3歳以下の子どもが約140万人に上り、1年当たりでは6万6000人以上とする調査結果が報告された。

幅広い製品を対象に、全米のデータを用いて行われた初の調査という。

キャリー、ベッド、ストローラー...から「落下」が8割

調査は、オハイオ州のネイションワイド小児病院の研究者らが、米消費者製品安全委員会(CPSC)が運営しているデータベース「事故情報監視システム(NEISS)」を使って実施した。同データベースは、人に危害を及ぼした商品事故の情報を収集し同種の事故防止を図るために設けられた。

製品のうち事故が一番多かったのは、親などが身に着けたり車のシートに設置して使う「ベビーキャリー」で19.5%。次いでベビーベッドとマットレスなどを合わせた寝具で18.6%、外出時などに子どもを乗せるストローラー(ベビーカー)16.5%、歩行器などの運動関連用具16.2%など。けがの原因は「落下」が最も多く80%を占めた。

事故の被害児の半数以上が生後1年以内で、同6〜10か月の子どもの占める割合が最も多く35.%%だった。男児が54.9%と女児より多く、発生場所はほとんどが自宅で87.9%だった。負傷した部位は、頭や首が最も多く47.1%。

調査についてウェブサイトで報じた米CNNの記事は、製品は新しいものの方がより厳しい安全基準をクリアしているので購入の際に注意してほしいとするCPSC担当者の話を紹介している。