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NECとNECドイツは3月17日、ドイツの大学支援プログラムであるエクセレンス・イニシアティブに指定された11大学の1つであり、工学と自然科学を結び付ける独自のアプローチを行う欧州有数の大学である独アーヘン工科大学のITセンターにスカラ型スーパーコンピュータ(スパコン)であるHPCサーバ「LXシリーズ」を納入したことを発表した。

LXシリーズは、Intel Xeon E5-2600 v4製品ファミリ搭載のデュアルソケットMPIコンピュートノードと、大容量メモリを搭載したSMPノードで構成される750超のノードで構成され、トータル1万9000超のコアで600TFlopsの処理性能を提供する。また、ノード間はIntelの高速インタコネクトである「Intel Omni-Path Architecture」で接続され、同大の研究者の演算能力に対するニーズに合わせる形で、システムの継続的な拡大を可能としているほか、60GB/sの情報処理能力がある4PBの大規模並列ファイルシステムも組み込まれているという。

同大では、同スパコンの演算能力を、工学および科学研究に提供し、流体力学や材料科学のような応用科学分野において活用することを予定している。また演算能力を効率的に利用することで、大学における研究に加えて産業界での活用も可能としており、工場における生産工程などモノの流れに関するシミュレーション技術の開発などにもつなげたいとしている。

なお、同システムは環境配慮として、サーバの冷却を水冷ラックを利用して行わう方法を採用。これにより、コンピュータルームの空冷装置の稼働を90%削減することが可能としている。

(小林行雄)