日本を代表する建築家・隈研吾さんが最近、北京の清華大学で講演し、その建築コンセプトや作品を紹介したほか、自身の創作の歴史、設計のインスピレーションなどについて語った。

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日本を代表する建築家・隈研吾さんが最近、北京の清華大学で講演し、その建築コンセプトや作品を紹介したほか、自身の創作の歴史、設計のインスピレーションなどについて語った。中国新聞網が報じた。

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隈さんは、伝統と現代を融合した作風で有名で、過剰な自己主張を抑えることで場所に巧みに身を委ね、景色と調和した「負ける建築」、「弱い建築」という建築観を提唱している。世界各国に隈さんが設計した建築物があり、2020年の東京オリンピックの新国立競技場の設計も隅さんが担当する。

講演で、隈さんは、代表的な世界各地の大型建築物や芸術的な小さな作品を紹介し、「建築物は孤立した存在ではなく、都市や環境と融合していなければならない。建築物も自然に近付き、環境と共存できることを願っている」と語った。

中国にも、隈さんが設計した、自然と融合した作品が数々ある。なかでも、北京の万里の長城の麓に建つ「竹の家」は、ガラスと竹など自然の材料を全体に使ったヴィラで、竹の隙間から、万里の長城の烽火台がはっきりと見える。北京市内の複合施設・三里屯SOHOも隈さんが設計し、超高層建築の中に、有機的な建築デザインを構築する方法を用いている。隈さんは、世界の建築の発展動向や設計の課題について言及した際、最近自身が設計を手掛けたカナダバンクーバーのAlberni by Kengo Kumaを紹介。隈さんにとって北米におけるこのような大規模なプロジェクトは初のチャレンジで、「自然回帰」をコンセプトにしているという。(提供/人民網日本語版・編集KN)