日本人キャスト結集

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 押井守監督によるアニメ版が世界的に人気を博す士郎正宗氏のSF漫画「攻殻機動隊」を実写化した「ゴースト・イン・ザ・シェル」のワールドプレミアが3月16日、東京・新宿のシネシティ広場で行われた。この日は、来日中のルパート・サンダース監督とスカーレット・ヨハンソン、ピルウ・アスベック、ジュリエット・ビノシュに加え、ビートたけし、山本花織、泉原豊、福島リラ、桃井かおりといった日本人キャストが一堂に会した。

 脳とわずかな記憶を残して全身が機械化された捜査官・少佐(ヨハンソン)が、捜査組織“公安9課”の仲間とサイバーテロ事件を捜査するなかで、自身の過去が絡んだ巨大な陰謀を突き止める。たけしは少佐の上司・荒巻、「LUCY ルーシー」で知られるアスベックは少佐の右腕バトー、「イングリッシュ・ペイシェント」から「GODZILLA ゴジラ」まで幅広く活躍するビノシュは少佐を生み出したオウレイ博士に扮する。本作で映画デビューを果たした山本は本編の重要キャラクター、桃井は少佐にかかわるある人物、福島は芸者ロボ、泉原は公安9課のサイトーに扮する。

 世界最速上映とあって、ヨハンソンは「私たちにとって愛の結晶。日本はワールドプレミアにふさわしい場所だし、ここに来ることができて感動しているわ」と感無量の面持ち。ヨハンソンと初共演を果たした桃井が「本当にいろんなものを与えてくれて、最高の女優さんなんです。それだけじゃなく、人間としても女としても超格好よくて最高でした!」と褒めちぎると、駆け寄って熱い抱擁をかわし、会場は温かな拍手に包まれた。

 たけしは「原作の荒巻はきたねぇジジイでどうしようかと思っていたんですが、監督やメイクさんと話し合ってやや恥ずかしくない頭にしていただきました」と話し、会場を笑いに包む。「自分はECCという英語(教室)のCMをやったことがあるのでペラペラかと思われていたのですが、英語はしゃべられない。日本語じゃないと嫌だと言ったら監督がOKしてくれまして。セリフも忘れがちなので、(撮影時は)スカーレットがカンペを持ってくれた。歴史的な快挙です」と明かすとヨハンソンは笑顔で一礼し、大きな歓声が上がった。

 「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、4月7日から全国公開。