男子テニスのBNPパリバ・オープン第8日目が15日(日本時間16日)、米国カリフォルニア州インディアンウェルズで行われた。予選出場組ながらここまで快進撃を続けている西岡良仁(世界ランキング70位)が4回戦に出場、ランキング3位で今回第3シードのスタニスラス・ワウリンカ(スイス)と対戦した。

 グランドスラム優勝3回の実力者相手に最後まで善戦し、あと一歩で金星というところまで追い詰めたものの6-3、3-6、6-7で惜敗。初のマスターズ8強進出を逃した。

■試合経過

 4回戦の対戦相手、ワウリンカは世界ランキング3位。昨年の全米オープン覇者で、グランドスラムを3回制している強豪として知られている。西岡は3回戦で同14位のトマーシュ・ベルディハ(チェコ)に逆転勝ちの金星を挙げて、この日の対戦を迎えた。

 第1セットは3回戦の勢いを持続して、3つのブレークを奪って6-3でセットを取った。

 続く第2セットは3-6で落として迎えた第3セット。このセットを取れば、大金星とともに、初の8強入りとなる。

 第3セットでは第1ゲームでいきなりブレークを奪うなど、途中まで5-3とリード。しかし、第9、第10ゲームを連取されて5-5のタイに。直後の第11ゲームはブレークしたものの、第12ゲームでブレークバックを許し、タイブレークに突入。

 タイブレークで惜しくも競り負け、力尽きた。

■海外メディアも絶賛

 西岡は、今大会予選からの出場。予選では、惜しくも決勝で敗退した。しかし、欠場者が出たため予選敗者から選ばれる「ラッキールーザー」として出場。本戦では1回戦で158位のエリアス・イメル(スウェーデン)、2回戦で21位のカルロビッチ(クロアチア)に勝利して、4回戦まで勝ち上がった。

 ワウリンカ戦でも怯むことなくほとんどすべての打球に追いつき、最大の武器でもある左のフォアハンドで何度も慌てさせた。しかし、予選を含めると6戦目となった4回戦では、最後足がついていかなくなり力尽きた。

 その奮闘ぶりについて、ATP公式サイトは「21歳のヨシヒト・ニシオカの猛烈な奮闘」とレポート。フランスの「レキップ」電子版では、「ニシオカの罠をかいくぐる」との見出しで「ワウリンカ相手にとてつもないパフォーマンス」と称えた。

■日本人2番手の世界ランカー

 西岡は身長170センチと小柄な21歳。しかし、中学3年時から4年間米国フロリダ州のIMGアカデミーに留学した後、2014年にプロ転向。日本人の卒業生では、錦織圭に続く2人目のプロ転向を果たした。

 現在の世界ランクは日本人2番手の70位。今大会の活躍で、60位前後まで上昇する見込み。

 今大会で得た自信を武器に、さらに上を目指す。