2017年3月16日、台湾メディア・聯合新聞網によると、日本で「振り込め詐欺」の手口を学び、台湾に戻って中国の市民から金銭を騙し取っていたという台湾人容疑者が逮捕された。

台湾の警察当局は15日、警察官60人を動員して台南市東区にある高級住宅に突入、20〜30歳の詐欺グループメンバー8人を一斉逮捕するとともに、携帯電話、現金、証拠隠滅用の塩酸やシュレッダーを押収した。

捜査関係者の話では、主犯格の趙(ジャオ)容疑者は2015年に日本で詐欺の手口を学び、昨年台湾へ戻ると友人などを集めて詐欺グループを結成。メンバーに手口を「指導」したうえで今年2月から1カ月余りの間、100人程度の中国本土住民を相手に「振り込め詐欺」を繰り返し、約200万台湾ドル(約740万円)をだまし取ったという。趙容疑者は逮捕時に犯行を認めるとともに「いくらもやっていないのに捕まってしまった」と話しているという。

詐欺の手口は「受け取っていないメールがあるので確認してください」とのメッセージを市民に送って電話を掛けさせるというもの。電話を掛けた市民に対しメンバーが「郵政局職員」「公安局職員」「金融監督管理局主任」などの職員を装って「個人資料が外部に漏れてクレジットカードが作られた。捜査記録上、口座の残高などの確認が必要だ。捜査には費用が掛かるので先に支払ってほしい」と段階的にだまし、振り込みや支付宝(アリペイ)によって金銭を支払わせていた。(翻訳・編集/川尻)