惑星スカリフの命名秘話も披露 Photo by Robert A Tobiansky/
Getty Images for SXSW

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 ギャレス・エドワーズ監督がこのほど、米テキサス州オースティンで開催中のSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)にスピーカーとして登場。「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」の製作にまつわる秘話などを披露した。

 長編3作目にして伝説的な「スター・ウォーズ」シリーズの監督に抜てきされ、全世界で興行収入10億ドルを超える大成功を収めたエドワーズ監督。初監督作「モンスターズ 地球外生命体」(2010)がSXSWで上映されており、今回の講演は7年ぶりの凱旋となった。

 1時間に及ぶ講演の中では、映画監督になった経緯について「僕は『スティーブン・スピルバーグ・ストーリー』という本を読んで育ったんだ。これだけが、僕の(映画監督になるための)ガイダンスで、まさにバイブルだった」と明かした。フィルムスクールを出てBBCなどでVFXアーティストとして仕事をしていたが、「スピルバーグが26歳、ジョージ・ルーカスは27歳で最初の映画を撮った。マーティン・スコセッシは30歳。なんだ!僕も撮らなきゃダメじゃないか、と思ったんだ」とデビュー作を撮るに至った動機を語った。

 大の「スター・ウォーズ」ファンとしても知られるエドワーズ監督は、“聖地巡礼”の思い出話も披露。「30歳になったとき、当時のガールフレンドからどこか行きたいところはあるの?と聞かれたので、チュニジアと答えたんだ。最初の『スター・ウォーズ』が撮影されたところだ。僕たちは北アフリカのオビ=ワン・ケノービの家に行った。彼がルーク・スカイウォーカーに運命を語った場所だよ。なにかが降りてくるような悟りの瞬間は、今までで一番エモーショナルでスピリチャルな体験だった。『スター・ウォーズ』に僕はいつだって影響を受けているんだ」。

 そして話題は、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」へ。新たに登場した惑星スカリフの名前は、某コーヒーチェーンで紙コップに名前を記入してもらう際、店員が「ギャレス」を聞き違え、「スカリフ」と書いたことが由来だという。さらに、駆け出しの頃から懇意にしてくれていたピーター・ジャクソン監督が、ダース・ベイダーの登場シーンの撮影を見学に訪れたと裏話を披露した。

 また、話題となった“3割の再撮”について質問が出ると、「現在は、流動的に製作ができるようになった。ダース・ベイダーのシーンも当初は予定されていなかったが、9月に急きょその案が出て、9月には撮影していたんだ」と回答。再撮は“事件”ではなく、あくまで通常の映画製作の範ちゅうだったことを主張した。(立田敦子)