コニカミノルタが開発を進めている侵入検知などを想定したセキュリティソリューションの可視+サーマルカメラ(上)と3Dレーザーレーダー(下)。カメラはコニカミノルタが2016年3月に過半数の株式を購入したドイツのMOBOTIX AG社のもの(撮影:防犯システム取材班)

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 マーベル・コミックのヒーローの1人である「デアデビル」は、両目が見えない代わりに、“レーダーセンス”という周囲の状況を三次元のイメージでとらえることができる超感覚を持っている。

 同作品を見ていると、「デアデビル」には、実際どう見えているのだろうか?と興味がわいてくるが、その答えになりそうなのが、コニカミノルタが開発を進めている侵入検知などを想定したセキュリティソリューションだ。

 東京ビッグサイトで開催されていた「SECURITY SHOW2017」にて、そのソリューションがデモ展示されていたので紹介していこう。

 ソリューションのコアとなる機器は、「3Dレーザーレーダー」で、レーザーを使ったセンシング(TOF/Time Of Flight)により、物体との距離などを測定し、立体的なイメージとして可視化。平たくいってしまえば、シルエット映像のような形で表示するのだが、通常の可視カメラでは撮影できないような暗い場所でも、3Dレーザーレーダーであれば、動いているもの、止まっているものを見分けて、可視化するので、まさに“レーダーセンス”のようなイメージだといえる。

●可視&サーマルカメラを組み合わせて死角なし!?

 ただし、このソリューションはそれだけに止まらない。可視&サーマルカメラと連携して、実映像、サーマル映像、3Dレーザーレーダーによるイメージの3つの映像を用いた表示ができるのだ。

 また、見やすさだけに止まらず、3Dレーザーレーダー、可視カメラ、サーマルカメラと、それぞれ異なる検知方法を組み合わせることで、失報と呼ばれる検知漏れを起こしにくい環境を実現する。

●マーケティング活用にも使える

 また、セキュリティ用途だけでなく、3Dレーザーレーダーによるセンシングでは、特定エリアの人数カウント、動線分析、滞留分析もできる。

 商業施設などで活用すれば、売り場レイアウトの変更前と後の人の動きの違いを測定したり、看板やデジタルサイネージなどの広告利用時の効果測定などにも行かせるだろう。

 ちなみに同ソリューションは、開発段階にあるものなので情報は取材した2017年3月10日現在のものとなる。

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