[360°Encyclopedia]Vol.16 背負えるPC、VR Oneで自由なVR空間をゲット!

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txt:茂出木謙太朗 構成:編集部

VRに大敵なケーブルの呪縛から解き放たれる時

CES2017のレポートなどでの、VIVEのリモート接続機能のニュースは記憶に新しい。実際、VIVEにしろ、Oculus Riftにしろ、ルームスケールの中でVR体験を行うときにどうしてもケーブルが気になってしまうという問題に目をつぶることは難しいだろう。お台場のZERO LATENCYを体験した方なら想像に難くないが、VRコンテンツにアクセスするときにケーブルの呪縛がなくなるというのは、いわゆる現実とのシガラミを限りなく忘れさせてくれることに成功するのだ。

そこで、前述のリモート機能。デモなどですでに体験できるようになっていたと聞いているが、販売はどうやら今年後半の様子。電波の技適問題もあるので、日本ではもう少し遅い可能性もある。不安要素としては、グラフィックボードの性能もどんどんアップし、立地な描画コンテンツが増えていく中で、遅延なくリアルタイムにHMDと連携するのはかなり難しいのではないかなと思っている。ZERO LATENCYなどのコンテンツではどのようにしているかというと、カスタマイズしたPCをリュック上にして背負うような構造になっている。良くしたもので、PCを背負ってしまうと、実際の重さが多少重くてもあまり重く感じない。

ケーブルレスなので、グリーンバックでゲームとの合成時に自由な動きが取れて便利!

そこで、MSIから登場したVR Oneの登場だ。実はVR Oneは半年前には情報を入手していて、発売を心待ちにしていたPC。GeForce GTX1070を搭載し、VIVEにネイティブに対応。付属のケーブルでリンクボックスをジャンプして直接VR OneとHMDを接続。これで煩わしいケーブルとは完全におさらばとなる。上面にはそのためのHDMIとDC12Vコネクタ、USB3.0ポートが4つThunderbolt、USB Type-C、マイクとヘッドフォンのポートと、すべてのインターフェースが集積されている。バッテリーは下部左右に2機あり、ホットスワップに対応しているのでシャットダウンすることなくバッテリー交換が可能。重さは3.6Kgと、背負ったら存在を忘れそうになるくらいに軽く、VR体験がはかどる。

3キロ程度なので、背負ってる実感が無いくらいに軽いアクションゲームのさまざまな動きに邪魔にならないのが良い

このVR One、正式に発売したというニュースがなかったので、実は購入をずっと待っていたのだが、あるイベントで必要になり問い合わせたところ、2日後には手元に届くというとてもラッキーな展開だった(現在も問い合わせ対応しているようなので、ぜひフォームから問い合わせてみてほしい)。

接続端子は一番上に集中。VIVEのHMDに直接つなげることができる。USB4つのうち2つにキーボードとマウスをBluetoothで接続している

ちなみにPCのセットアップと、プレイ中の管理がめんどくさそうでだが、マイクロソフトのワイヤレスディスプレイアダプタを使用して固定ディスプレイに映像を出力し、Bluetoothでキーボードとマウスを繋げば、ちゃんとプレーヤーの画面をモニタできるのでとても便利(一時的にThunderboltからディスプレイ繋げないとセッティングできない時もあるが・・w)。

VR one二台使うことで、イベント中も運営がとても楽

先日行った展示会ではこのVR Oneを2台用意し、VR体験を多くの人に提供した。ひとつを予備&バッテリー充電用とする贅沢な運用だったが、自由に動けるVRはなかなか好評だった。おそらく夏頃までには、多くの方に体験してもらえるような展示会を開くのではないかと思う。今回開発したコンテンツの詳細はその時に!

電源を落とすことなくバッテリー交換が可能