治ったと思っても、また同じところにできる大人のニキビ。その理由と、再発予防のための正しいスキンケア法をご紹介します。

ニキビは一度できると同じ場所にできやすい

思春期のニキビと、20歳を超えてからできるニキビは原因が違います。大人になってからできるニキビは、体調不良、食生活の乱れ、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどがきっかけです。さらに、大人のニキビは、同じところにばかりできるという悩みも。それには、下記のような理由があります。

<同じ場所にニキビができる原因>

◯皮脂腺が多い箇所の洗浄不足
顔のおでこや、鼻のTゾーン、頭皮、背中、胸などの体の中心は、皮脂腺が多くもともとニキビができやすい場所です。皮脂が毛穴に詰まるとアクネ菌が繁殖してニキビができます。こうした場所を自分では洗っているつもりでもしっかり洗えていなかったり、洗顔料やシャンプー、リンスなどの洗い残しで毛穴が詰まり、ニキビになることも考えられます。

◯治ったつもりでもアクネ菌が残存
一見、ニキビが完治したように見えても、ニキビの原因であるアクネ菌は毛穴の奥にまだいます。そのため、毛穴に皮脂がたまるとまた繁殖して、ニキビを作るのです。一度、ニキビができた毛穴は皮脂がたまりやすくなっているので、同じ場所にニキビができる原因となります。

ニキビの治療にはじっくり時間をかけて

同じ場所にニキビを作らないためには、はじめにできたニキビの治し方が重要。ほとんどの人は、表面の皮膚の炎症が治ったら、薬を塗るのをやめてしまいますが、まだ毛穴の奥にアクネ菌は潜んでいます。そのため少なくとも1ヶ月はケアを続けましょう。これにより、ニキビで広がった毛穴も元に戻り、皮脂がたまりにくくなって、ニキビが再発するのを防げます。

また、普段のスキンケアで余分な皮脂を取り除くことも必要です。洗顔は、しっかり泡立てて、肌の表面をやさしくなでるように洗います。髪の生えぎわや、もみあげ、フェイスラインまで洗えているかどうか、鏡で確認を。ただし決して、ゴシゴシこすらないように注意しましょう。
そして、洗顔料のすすぎ残しがないよう、すすぎは洗顔の倍以上の時間をかけてください。洗顔後は、乾いた清潔なタオルでそっと肌に押し当てるようにして、水分を拭き取ります。この時も、タオルで肌をこすらないように注意が必要です。
また、皮脂を気にして1日に何度も洗顔をするのはNG。肌が乾燥して、より過剰な皮脂が分泌されニキビのもとになります。洗顔は、朝晩の1日2回にしましょう。

ニキビ再発の原因になるその他の習慣にも注意

シャンプーやリンスのすすぎ残しは、背中や首のニキビのもとになります。お風呂に入る時は、上から順に頭を先に洗ってから、体を洗うようにしましょう。ほかにも、髪が顔にかかったり、ほお杖など顔をさわるクセのある人は、肌に雑菌がつきやすくなるので、髪型を変えたり、むやみに顔をさわらないように心がけるとよいでしょう。バランスの取れた食事を意識したり、睡眠を十分にとるなど、健康的な生活を心がけることもニキビの再発を防いでくれます。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと