2011年に導入されたフェラーリFF(フェラーリ・フォー)が、2016年5月のマイナーチェンジの際にGTC4ルッソへと変更されました。

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フェラーリGTC4ルッソの名前のルーツは、エンツォ・フェラーリが愛した330GTCと、高性能とエレガンスを高次元で両立させた250GTベルリネッタルッソとなります。そして4は4シーターモデルであることを示しています。

GTC4ルッソは従来6.3LV12エンジンのみが搭載されていましたが、3.9LV8ツインターボエンジンを搭載したGTC4ルッソTが追加され、2016年3月16日に日本へ導入されました。

このGTC4ルッソTはフェラーリ初のV8エンジンを搭載した4シーターモデルとなります。

GTC4ルッソTに搭載されるV8エンジンは2016年インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーにも輝いた一連のエンジンの最新バージョンです。総排気量は3855ccで最高出力は610ps、最大トルクは3000〜5250rpmというワイドバンドで760Nmを発生し、0-100km/h加速は3.5秒、最高速度は時速320km以上というパフォーマンスを発揮します。

さらに、エンジンには可変ブーストマネージメントを採用。これは選択しているギアごとに最適なトルクを発生させる制御ソフトで、エンジンの回転上昇とともにパワフルになるピックアップと最適な燃費をもたらします。その結果、燃費性能は従来のV12気筒モデルより30%向上しています。

駆動方式はV12気筒モデルが4WDでしたが、GTC4ルッソTは後輪駆動のFRを採用しました。車両総重量の軽量化、そして車両の前後重量バランスを46:54とリア寄りに設定することで、4WSとSCM-Eコントロールシステムに専用のセッティングを施しています。

今回の発表会では、フェラーリ極東・中東エリア統括CEOディーター・クネヒテルさんが登場。

GTC4ルッソTは30代〜40代のアクティブなライフスタイルの若年層に乗ってもらいたいと話しました。

そしてフェラーリ・ジャパン&コリア代表取締役のリノ・デパオリさんは具体例として、朝スポーツジムに寄ってから会社に向かう交通手段や、小さいお子さんの幼稚園への送り迎えや家族4人の旅行などにGTC4ルッソTを使うといった日常の利用シーンをモデルを使って紹介しました。

これまでフェラーリというと、類い希なスポーツ性能による非日常の演出がメインでした。しかし新たに導入されたGTC4ルッソTは日常の生活シーンで活躍するフェラーリであることをアピールしているようでした。

正式な価格はまだ発表されていませんが、12気筒モデルが3470万円のプライスタグであることを踏まえ、GTC4ルッソTは3000万円を切るのではないかと言われています。

(萩原文博)

フェラーリ初のV8 4シーターモデル・GTC4ルッソTはファミリー向け!?(http://clicccar.com/2017/03/17/455127/)