「オリーブの樹は呼んでいる」ポスター (C)Morena Films SL-Match Factory
Productions-El Olivo La Pelicula A.I.E

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 スペイン映画「オリーブの樹は呼んでいる」が、5月にシネスイッチ銀座ほかで公開されることが決まった。ケン・ローチ作品の脚本家として知られるポール・ラバーティが脚本を執筆、その妻で監督のイシアル・ポジャインがメガホンをとっている。ポジャイン監督は幼い頃に女優として活躍し、ビクトル・エリセ監督の「エル・スール」でヒロインとなる少女エストレリャを演じていたという経歴を持っている。

 映画は、祖父が大切にしていたリーブの樹を取り戻すため、スペインのバレンシアからドイツへと向かう孫娘と仲間たちの旅を描いたドラマ。「わたしは、ダニエル・ブレイク」「天使の分け前」「麦の穂をゆらす風」など、イギリスの名匠ケン・ローチ監督の作品で脚本を手がけているラバーティが、樹齢2000年のオリーブの樹が引き抜かれて売れられているという新聞記事を読んでショックを受けたことを発端に、妻であるポジャイン監督らとともに物語を生み出した。

 20歳のアルマは気が強く扱いにくい女の子だが、オリーブ農園を営む祖父とだけは幼い頃から強い絆で結ばれていた。しかし、農園の経営難から、祖父が大切にしていた樹齢2000年のオリーブの木を父が売り払ってしまい、祖父は食事も喉を通らなくなってしまう。そんな祖父のため、アルマは樹を取り戻そうと無謀な旅に出る。アルマを演じたアンナ・アスティーリョは、今作でスペインのアカデミー賞と言われるゴヤ賞で新人女優賞を受賞している。

 ラバーティとポジャイン監督が夫婦で取り組んだ作品はこれが3作目。日本でロードショー公開されるのは、今作が初となる。