日本代表に選出された本田圭佑選手/(C)新井賢一

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サッカーのロシア・ワールドカップ(W杯)出場をかけたアジア最終予選の第6戦と第7戦が、3月23日(木)と3月28日(火)に行われる。

【写真を見る】スタメン争いは横一線/(C)新井賢一

日本代表を率いるヴァイッド・ ハリルホジッチ監督は3月16日(木)に、日本代表の25選手を発表。メンバーには、イタリアのACミランに所属する本田圭佑選手やドイツのドルトムントに所属する香川真司選手らが名前を連ねた。

ハリルホジッチ監督はメンバー発表の際、本田選手に言及。現在は所属クラブで出場機会を得られずにいるが、「試合に出ていなくても、今の代表は本田を必要としている」と信頼は揺るがないようだ。

「ここまで二十数試合戦ってきたが、常に彼の存在はそこにあった。我々のトップスコアラーでもある」と、実績は十分の本田選手。指揮官もクラブでの出場機会の減少には気をもんでいるようだが、「彼の代表でプレーするという意欲は常に高い」と語る。イタリアまで視察し、「プラスアルファのトレーニングをしていることも分かっている」と、本田選手がコンディション維持に努めていることを明かした。

ハリルホジッチ監督は、「いろいろ考慮するなかで、たとえば本田の代わりをする選手がいるのか、ということを考えなければならない」ともコメント。「私は若い選手でも使ったりしてきたが、選手たちの精神面などを準備しなければならない。若手をプッシュしながら使った際、試合の後、少し相手に敬意を払いすぎていると感じることがあった。その意味でも本田のような選手はこれからも必要だ」と続けた。

とはいえ、「よりいい選手がある日現れたら、私も彼らを呼ばないかもしれない」と指揮官。「彼らよりいいパフォーマンスを見せる選手がいれば、彼らのポジションも脅かされる。ポジションが確保されている選手はいない。ユウト(長友佑都選手)、ケイスケは彼らの気質も分かっていて信頼できる。だからといってプレーするとは限らない。合流してから状態を見てみたい」と、スタメン争いは横一線ということを強調した。

6大会連続6回目の本大会出場を目指す日本代表は、UAE代表とタイ代表、オーストラリア代表、サウジアラビア代表、イラク代表と同居するグループBで現在2位。23日は、アウェーでグループ4位のUAE代表と激突し、28日は埼玉スタジアムでグループ最下位のタイ代表と対戦する。【ウォーカープラス編集部/コタニ】