「ハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアム」でのスタンドの風景。(C) Getty Images

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 ロシア・ワールドカップのアジア最終予選に向けた日本代表メンバーが3月16日、都内のJFAハウスで発表された。日本代表は3月23日にUAE戦、同28日にタイ戦を迎えるが、ハリルホジッチ監督は「2連戦のうち、特に1戦目は簡単ではない」と語り、3月シリーズ初戦の相手、UAEに警戒感をあらわにしている。

 
 UAEには、昨年9月のホームでの最終予選開幕戦で苦汁を飲まされている。
「それを思い出すと、39度くらいまで熱が上がってしまうので、あまり思い出したくない」と、約半年前の敗戦を冗談めかして振り返ったが、「内容は悪くなかった。一昨日、昨日も見返したが、良い試合だった。守備でも攻撃でも興味深い点があった試合だった」と、日本代表のパフォーマンスそのものはポジティブに捉えている。
 
 加えて、「(UAE戦は)レフェリーの判定が影響したが、少し受け入れがたい要素もあった試合。だからこそ、リベンジしたいと選手たちは考えている」と、不可解なジャッジへの憤りをエネルギーに変えようとしているようだ。
 
 とはいえ、UAE戦は敵地でのゲームとなるだけに、相手もホームアドバンテージを期待してあらゆる手を尽くしてくるだろう。いわゆる“中東の笛”には注意しなければいけない。
「相手の挑発に乗ってしまってはまずい。様々な戦いを仕掛けてくると思うが、それを持ちこたえないといけない。PKやFKを誘ってくるだろう。そこでしっかり自分に自信を持ち、味方に自信を持ち、チームとして戦わなければいけない」
 
 実際、流れの中での失点は昨年11月のサウジアラビア戦で許した1失点のみ。UAE戦もPKとFKでの失点だっただけに、不用意なファウルには気を付けたいところだ。
 さらに、ハリルホジッチ監督が警戒するのが、スタジアムの雰囲気だ。今回のアウェー戦では、事前にスタジアムの変更が発表されているが、指揮官もこの点に関して言及している。
 
「UAE戦はアブダビではなく、アル・アインに会場が変わっている。少し小さく、独特の環境の中で大きなプレッシャーを感じながらのプレーになるでしょう」
 
 当初、UAE戦は、これまでUAE代表チームがホームスタジアムとして使用してきたアブダビにある「シェイク・ザイード・スタジアム」とされてきた。しかし、この約6万3000人を飲み込む大型の陸上競技場から、約2万5000人収容のサッカー専用スタジアム「ハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアム」に変更となっている。
 
 このスタジアムは、エースのオマール・アブドゥルラフマンら多くのUAE代表選手が所属するアル・アインの本拠地でもあり、当然相手にホームの利はある。そして、ピッチとの距離が近い専用スタジアムを「カンドゥーラ」と呼ばれる白い民族衣装をまとった人々が埋め尽くす、日本人にとって少々異様な光景は、選手たちにも心理的な圧迫感をもたらす可能性はあるだろう。指揮官が言うように、“独特な環境”での試合となることは間違いない。
 今回選出された日本代表メンバー25名は以下のとおり。

GK
西川周作(浦和レッズ)
川島永嗣(メス/フランス)
林彰洋(FC東京)
 
DF
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルク/ドイツ)
長友佑都(インテル/イタリア)
槙野智章(浦和レッズ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
森重真人(FC東京)
昌子源(鹿島アントラーズ)
植田直通(鹿島アントラーズ)
 
MF
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
山口 蛍(セレッソ大阪)
今野泰幸(ガンバ大阪)
郄萩洋次郎(FC東京)
倉田秋(ガンバ大阪)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
清武弘嗣(セレッソ大阪)
 
FW
本田圭佑(ミラン/イタリア)
浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
宇佐美貴史(アウクスブルク/ドイツ)
大迫勇也(ケルン/ドイツ)
岡崎慎司(レスター/イングランド)
久保裕也(ヘント/ベルギー)
 
※順番は発表順

【日本代表PHOTO】UAE戦、タイ戦に向けたメンバー25人