男子バレーボール選手、「長すぎる脚が邪魔」と降機を強制される(出典:https://www.thesun.co.uk)

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大柄な人々が非常に多いロシアでなぜこのような愚かなことが起きてしまったのか。ロシアのある空港で12日、離陸前の飛行機から男子バレーボール選手が降機を強いられた。その理不尽すぎる理由には周辺の人々も呆れかえったという。ロシアのバレーボール専門ウェブサイト『russiavolley.com』などが伝えている。

事件はロシア西部のサマラにある空港で起きた。「アエロフロート」が擁する格安航空会社「ポベーダ(Pobeda)」の旅客機がモスクワに向けて離陸寸前であったなか、警察官が機内に乗り込み、丸腰の男性に「飛行機から降りるように」と強く命令した。「いったいなぜ?」と周囲から抵抗する声もあがったが、複数名の武装警察官により引きずられるも同然に男性は飛行機から降ろされてしまった。

男性は今年1月からロシア・ヤマロ・ネネツ自治管区のノーヴィ・ウレンゴイを本拠地とするバレーボール・チーム「ファーケル・ノーヴィ・ウレンゴイ(Fakel Novy Urengoy)」で活躍していた身長215cmのアレクサンドル・キメロフさん(20)。

非常口付近にある足元が広い座席を予約することができず、当日その座席に座る乗客の了承を得た上で、差額を支払ってそちらの座席に移動したいと申し出たキメロフさんであったが、客室乗務員に拒否されてしまったという。エコノミークラスの座席では当然ながら長すぎる脚が通路にはみ出してしまうため「通路を脚で塞ぐ男性客がいる」と客室乗務員がコックピットに相談して通報された。

これに強いショックを受けたのは、彼が以前に所属していた「ディナモ・モスクワ」のアレクサンドル・ボルコフ選手(32)であった。ボルコフ選手は、SNSに事の顛末を収めた動画を投稿した。「長身がいけないと言われて飛行機を降ろされる…こんなことがこの世の中に起きていいのか。彼は普通の男じゃない、ロシアのために数々の大会で活躍してきた有名なスポーツマンなんだ」と強い怒りをぶつけている。この話題にはメディアも反応し、『シベリアン・タイムズ』紙は「キメロフ選手には飛ぶ権利があったはずだ」と伝えている。

2015年に世界一背の高い夫婦として『ギネス世界記録』に登録された中国の夫婦は、揃ってスポーツ選手として活躍していたといい、夫は236.17cmで妻が187.3cm、2人合わせて423.47cmにもなるという。「もう慣れたけれど車やバス、飛行機などには乗り込むことすら大変。ホテルに泊まってもベッドから足がはみ出して落ち着かない」と、今回のキメロフ選手と同様に身長が高すぎるが故の苦労を明かしていた。

出典:https://www.thesun.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)