by 401(K) 2012

起業家たちにとって「いかに優れたアイデアを生み出すか」が大事であるのと同様に、ビジネスである以上は「資金調達」も大事なポイント。多くのスタートアップを送り出してきたベンチャーキャピタル・Yコンビネーターのサム・アルトマン氏が、起業家たちに向けて資金調達についてのアドバイスを行っています。

Fundraising Advice for YC Companies - Y Combinator Posthaven

https://blog.ycombinator.com/fundraising-advice-for-yc-companies



どんなに優れたスタートアップであっても順調に資金調達ができるとは限らず、良くも悪くも「流行のスタートアップ」が「流行ではないスタートアップ」よりも容易に資金調達を行っています。これをアルトマン氏は「市場のバグ」と表現し、資金調達を目指すスタートアップに向けて、具体的に4つのアドバイスを挙げています。

1点目は「『いい投資家』を見つけること」。これはいい評価を得るよりも大事なことで、そのためにはYコンビネーターの投資家データベースを活用して、ベンチャーキャピタルと話をしたり、投資を受けている会社の創業者と話をすべきだとのこと。

2点目は「シードラウンドでの会社売却は約20%までにすること」。サービス企画中など初期の段階で資金調達を行うのがシードラウンドですが、この段階で高い割合で株式を投資家に持たれてしまうと、のちのち、自身が創業者なのに経営権を自由に行使できないという事態になることもあり得るので要注意。ちなみに、金額が250万ドル(約2億8000万円)以上の「大型案件」なら25%までOKだそうです。

3点目は「次の重大なマイルストーンに到達するために十分なだけのお金を稼ぐこと」。これは文字通りの意味です。

そして最後は「プロセスをなるべく合理的に素早く終わらせて、もとの仕事へ戻ること」。資金調達も確かにビジネスの重要な一部ではあるのですが、アルトマン氏は「資金調達に気を取られている創業者はほとんど成功しません」と語っています。

また、アドバイスとは別に資金調達のために覚えておいたほうがよいこととして、アルトマン氏は以下の5つの言葉を記しています。

・最高の投資家は、この時点で最も大事なことは「ユーザーがどれだけあなたを愛しているか」だということを知っています。よいエンゲージメントと「口コミ」の成長は、資金調達の「魔法」です。

・「成長は」確実に、そして実に参考になります。

・なぜ会社が戦略的に価値ある立場になりうるのかを明瞭に表現することが重要です。

・あなたの使命を明瞭に表現することも重要です。

・傲慢にならないように。資金調達において「尊大に振る舞う」ということが戦術になる人もいますが、多くの人には当てはまりません。