UAE戦、タイ戦に臨むメンバー発表でのサプライズは、このふたりの招集だ。果たしてチャンスは巡ってくるのか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェス写真部)

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 ロシアワールドカップ・アジア最終予選のUAE戦(3月23日)、タイ戦(3月28日)に向けた日本代表メンバーが発表された。
 
 そのなかでサプライズと言えるのが、ハリルホジッチ体制で初選出となる郄萩洋次郎と2015年の東アジアカップ以来の招集となった倉田秋のメンバー入りである。
 
 会見でハリルホジッチ監督はふたりの選出理由について言及した。まず郄萩についてはこう説明する。
 
「彼がFC東京でプレーし始めた時にすぐ呼びたいと思いました(郄萩は今オフ、FCソウルからFC東京へ移籍)。質の高いプレーを見せていましたし、ゲームの読みも良いと感じました。すごくスピードのあるタイプではないですが、組み立てのなかで違いを見せることができる。またFKも蹴れる。
 
 守備面を見ると、(山口)蛍、長谷部(誠)、今野(泰幸)のようにボールリカバリーがそこまでできるわけではないが、そういった選手と補完し合いながらプレーできるタイプだと思います。彼は183センチあるので、我々に向かってくるボールを考えた時に(その高さは)有用になるかもしれません」
 
 また、倉田に関してはこうだ。
 
「倉田はより瞬発力がある選手です。少しボールを持ちすぎる面もあるが、深いポジションからボールを持って切り込んでいける。そういったタイプの選手はあまり多くいません。それをできるテクニックを持っています」
 
 ふたりの招集に関して、ハリルホジッチ監督は「大島(僚太)、井手口(陽介)、小林(祐希)ではなくこのふたりを選んだ。岳(柴崎)もですね」と語り、ボランチでの起用を示唆した。さらに指揮官はこう続ける。
 
「長谷部とは異なるタイプを使おうと、これまで様々な選手を試してきた。柏木(陽介)、大島(僚太)……、多くの選手を彼とのコンビで使いましたが、ベストの選択肢はどれなのかを考えている」
 
「彼なしのチームは考えられない」と、高い信頼を寄せる長谷部の相棒を探すなか、今回の連戦で指揮官が白羽の矢を立てたのが郄萩、倉田ということなのだろう。
 
 ふたりが新たなオプションとして機能すれば、チームとして戦い方の幅が広がりそうだ。
 今回選出された日本代表メンバー25名は以下のとおり。

GK
西川周作(浦和レッズ)
川島永嗣(メス/フランス)
林彰洋(FC東京)
 
DF
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルク/ドイツ)
長友佑都(インテル/イタリア)
槙野智章(浦和レッズ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
森重真人(FC東京)
昌子源(鹿島アントラーズ)
植田直通(鹿島アントラーズ)
 
MF
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
山口 蛍(セレッソ大阪)
今野泰幸(ガンバ大阪)
郄萩洋次郎(FC東京)
倉田秋(ガンバ大阪)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
清武弘嗣(セレッソ大阪)
 
FW
本田圭佑(ミラン/イタリア)
浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
宇佐美貴史(アウクスブルク/ドイツ)
大迫勇也(ケルン/ドイツ)
岡崎慎司(レスター/イングランド)
久保裕也(ヘント/ベルギー)
 
※順番は発表順

文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

【日本代表PHOTO】UAE戦、タイ戦に向けたメンバー25人