<グーグルからヤフーCEOへ鳴り物入りで移籍したマリッサ・メイヤーは言うまでもなく高給取り。しかし、それが男に変わるだけでさらに2倍になることが明らかになった>

男女の賃金格差は未だに根強く存在する。アメリカでも女性は男性の79%しか稼いでいない。1月に退職が報じられた米インターネット検索大手ヤフーのマリッサ・メイヤーCEOのケースは、格差というより大穴だ。

【参考記事】ヤフー再建を任された天才女子の実力

メイヤーの後任として新たな最高経営責任者(CEO)に就任するトーマス・マキナニーへの内定通知が今週、米証券取引委員会(SEC)に提出され、その報酬金額が物議を醸している。トーマスへの提示金額は基本年俸が200万ドルで、なんとメイヤーの2倍だった。

【参考記事】賃金格差の解消こそが女性の雇用を後押しする

もちろん、だからと言ってメイヤーが路頭に迷うわけではない。メイヤーの退職金は2300万ドルで、フォーチュン誌によると、1億8900万ドル相当のストックオプション(自社株購入権)も保有しているという。それにしても、トーマスとの年棒格差は驚きだ。

400万ドルのボーナス

業績が低迷していた米ヤフーの経営改革は、米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズへのインターネット事業売却合意によって結末を迎え、社名を「アルタバ」に変更するのに伴い、メイヤーの退職後の後任人事に注目が集まっていた。

現在52歳のトーマスは、インターネット企業IACでCEOを務めた経験で米ヤフーの資産売却が完了したあとにアルタバを率いる。アルタバは、ヤフージャパンの株と中国検索最大手アリババの株を主要な資産とする投資会社。メイヤーが引き受けたヤフー再建の仕事よりはラクそうだが、年俸は倍なのだ。

【参考記事】アップルをしのぐ注目株、アリババがついにIPOへ

ベライゾンへの事業売却は今年6月に完了する予定で、それまでメイヤーは基本年棒100万ドルのままで在籍する。一方、トーマスはもし業績目標を達成すれば、基本年棒に加え、初年度400万ドルのボーナスが支給される。

T・マーシン