ガンバ大阪の今野泰幸【写真:Getty Images】

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 日本サッカー協会(JFA)は16日、ロシアW杯アジア最終予選のUAE戦(23日)とタイ戦(28日)に向けた日本代表メンバーを発表した。

 ガンバ大阪に所属する34歳の今野泰幸は、2015年3月に行われたヴァヒッド・ハリルホジッチ監督の就任初戦以来となる約2年ぶりの代表復帰。日本代表として2度のW杯を戦った経験豊富なベテランが久々にサムライブルーのユニフォームに袖を通すことになる。

 ハリルホジッチ監督は今野を招集した理由について、やはりその経験を活かしてチームを助けることを期待しているためだと述べた。「今野が入っていることは驚きではない。(理由は)コンディションが良さそうに見えたこと、そして経験値があるからだ」

 今回の最終予選では、日本代表はUAEをホームに迎えた初戦にまさかの敗戦。その後の4試合では3勝1分けで勝ち点10を積み重ねてきたが、サウジアラビアやオーストラリアとの接戦となっており、まだ予選突破を楽観視できるとは言えない状況だ。絶対に勝ち点を獲得しなければならない今回の2試合は「経験が必要な試合」であることを指揮官は強調している。

 今野の経験を評価する反面、より若い選手たちのプレーや姿勢に満足できていないこともベテラン招集の決断に繋がったようだ。「最近の試合では若い選手を何人か呼んだ。そこで感じたのは、もしかしたらまだ精神面で準備できていないかもしれないということだ」と監督は述べた。

 今野の復帰だけでなく、所属クラブで出場機会の減少しているDF長友佑都(インテル)やFW本田圭佑(ミラン)を引き続き招集したことについても、ハリルホジッチ監督は「彼らの代わりができる選手がいるのか。より良い選手が現れれば呼ばないかもしれないが、他の選手が彼ら以上のものを見せなければならない」とコメント。勝つために現時点でベストと考えるメンバーを招集するのは当然だとしても、ベテランを脅かす若手が出てきていないことは将来に向けた不安要素かもしれない。

text by 編集部