整形で顔面崩壊する人とは?高須克弥院長が明かす「失敗パターン5つ」

写真拡大

 芸能人から一般のOLまで身近になった「美容整形」。一方で、「整形で顔面崩壊」などの黒伝説も、まことしやかに語られます。

 美容整形の失敗にはどんなパターンが多いの? やりすぎるとダメ? 美容外科のパイオニア、高須クリニックの高須克弥院長に聞いてみました。教えて、かっちゃん!

◆整形で顔面崩壊は「ありえます」

――よく言われる「整形しすぎて顔面が崩壊した」は本当に起こりうることですか。

高須「そりゃ、へたくそな医者がやれば、“顔面崩壊”だってありうるよ。絵描きでもさ、サッと美しい絵を描ける人もいれば、絵具を塗り重ねて汚くしちゃう人もいるでしょう。それと同じですよ。

 あとね、美人にする手術は一発勝負なの。何度もいじくりまわすのはよくない。でも、若くする手術は何度もやる必要があるよ。だって、手術したその日からまた年をとっていくわけだから、若いままキープするには、定期的に手術が必要でしょ」

――同じ美容整形でも「美人にする手術」と「若くするための手術」では全然違うんですね。

高須「そうだよ。僕は正直いって“美人にする手術”はあまり興味がないし、やりたくないんだよ。時代によって流行が変わっていくし、ヘンなのが流行るしさ。『アヒル口』だの、『デカ目』だのって全然いいと思わないもん。

 その点、“若くする手術”はいいですよ。誰にとっても、理想形は一緒。トレンドに左右される心配もないし、施術するほうは気楽ですよ。最悪でも“今の顔”をキープできれば、成功なんだから」

◆失敗例1)「美人にする手術」を何度もやる

――「美人にする手術」を何度も繰り返すのはマズい?

高須「うん。かなりマズいね。そもそも、美人というのは『バランスが整っている顔』を指すんです。美人と不美人の差って、ほとんどなくて、要はバランスの問題だけ。

 例えば、目が大きく、同じように鼻や口も大きければ、バランスがとれているから美人に見える。でも、目が大きいのに、鼻が低く、おちょぼ口だとバランスがとれない。日本人形とフランス人形はそれぞれ良さがあるけど、日本人形の顔に、フランス人形の鼻をつけるのはよろしくない。

 バランスを整えるには、全部一度にやったほうがいい。ちょっとずつ、何度もいじったら、その都度、バランスが狂っちゃうじゃない」

◆失敗例2)フェイスリフトを片側ずつやる

――「若くする手術」でいうと、「(しわ取りのために)肌を引っ張りあげても、いずれ糸がほどけてくるのでは?」と心配する声もありますが……。

高須「あれは糸がほどけるんじゃなくて、顔がたるんでくるの。あと、フェイスリフトの失敗例でいうと、全部一緒に引っ張ればいいのに、片側ずつ手術して『失敗した!』と言ってる人はいるよ」

――片側ずつ手術すると、バランスがとりづらくなるんですか?

「片方やった後にね、『先生、引っ張りすぎです。反対側をやるときに、少しゆるめてください』と言うから、リクエストされた通りにやったら、あとから『もっと力いっぱい引っ張ってもらえばよかった!』って言いだすの。

もちろん、何年か分は若くなってて、満足もしてるんだよ。でも、永久に若いままじゃないでしょ。だから、たいてい『次回はもっと、ギンギンに引っ張ってください』と言い出すの。で、僕もやっぱりな〜と思いながら、カルテに『次はギンギンに!』ってメモするわけ」

◆失敗例3)「眼瞼下垂」なのに二重手術をする

――人気がある「まぶたの二重手術」はどうですか?

高須「『昔に比べて目が小さくなってきた……』という人は二重手術をしちゃダメだよ。そういう人はね、加齢やハードコンタクトを長年使ってることでまぶたが下がってくる、『眼瞼下垂(がんけんかすい)』という状態なの。