国の軍事力や経済力をハードパワーと呼ぶのに対し、文化や価値観が他国に及ぼす力は「ソフトパワー」と呼ばれる。日本を訪れる中国人旅行客が年々増加するなか、日本の清潔さや日本社会の秩序は、中国人旅行客を魅了する「日本のソフトパワー」と言えるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 国の軍事力や経済力をハードパワーと呼ぶのに対し、文化や価値観が他国に及ぼす力は「ソフトパワー」と呼ばれる。日本を訪れる中国人旅行客が年々増加するなか、日本の清潔さや日本社会の秩序は、中国人旅行客を魅了する「日本のソフトパワー」と言えるだろう。

 中国メディアの今日頭条は16日、日本を訪れた中国人旅行客の手記を掲載し、中国は経済規模では日本を追い越したが、「国民の民度」、「社会の秩序や雰囲気」、「科学技術」などにおいて、「中国は日本に圧倒的に負けていることがはっきりと分かった」と伝えている。

 記事は、日本の国土面積が中国の26分の1にとどまり、人口は中国の13分の1であることを指摘。日本の人口密度は中国の2倍に相当するにもかかわらず、「日本には非常に調和の取れた社会が存在した」と称賛。日本には信号機のない道が数多く存在するが、すべての車が歩行者を優先して走行しており、利己的な行動は見られなかったと伝えた。

 一方、「日本への入国審査の時に中国人が列に割り込んでいるのを見た」と伝え、日本社会と反対の光景だったと紹介。中国人が世界で尊敬されず、尊重を受けないのには理由があるのだと認識したと伝え、「強大な国には秩序があるものだが、日本こそ世界でもっとも秩序ある国ではないか」と主張し、日本を訪れたことで「中国と世界には圧倒的な差があることを認識させられた」と論じた。

 また記事は、日本人が中国人に友好的だったことなども伝えつつ、「日本人の民度や社会の秩序はまさに日本のソフトパワー」であると主張。中国国内では「愛国」を叫びつつも、愛国に相応しい行動が伴っていない人も多いとし、「本当の愛国は他国の長所を学び、取り入れることで、自国を成長させること」であり、中国人が日本に学ぶべきことは非常に多いと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)