15日、朝鮮半島東岸に浮かぶ韓国の鬱陵島で地盤が沈下し、付近の住民らが緊急避難した。写真は韓国東岸の海。

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2017年3月15日、朝鮮半島東岸に浮かぶ韓国の鬱陵(ウルルン)島で地盤が沈下し、付近の住民らが緊急避難した。韓国日報などが伝えた。

島を擁する慶尚北道(キョンサンブクド)鬱陵郡によると、島内の鬱陵邑に位置する韓国の公共放送KBSの中継所の建物や付近の住宅7棟、また近隣の道路に地盤沈下が原因とみられる亀裂が見つかり、中継所の職員や住民10人余りが近くの建物に避難した。建物等の点検を行い安全が確認された後、避難措置を解除する方針だ。

KBSの中継所付近では先月中旬ごろから地盤沈下の現象が見られ、食堂の建物が50センチほど手前に傾いていたほか、ここ数日間は放送設備のある建物にも亀裂が確認されていたが、高価な設備の維持管理の問題などから職員3人は勤務を続けていたという。

郡関係者は「昨年と今年降った記録的な大雨と大雪の影響で地盤が弱くなっているのが原因とみられる」とし、詳しい調査を行い安全対策をまとめると説明しているが、この報道に韓国のネットユーザーの間では不安が広がっている。同じ慶尚北道の慶州(キョンジュ)で昨年韓国観測史上最大の地震が発生し、今も同道を中心に余震を含む地震が頻発していることから、「地震の前触れじゃないか?」「いくら大雨でもさすがにここまではならないはず」「今年はついに何かが起こりそうだ」「韓国ももう地震安全地帯ではない。今からでも対策を立てないと」といった声が寄せられ多数の共感を得た。

また、韓国の東岸には原子力発電所が点在することから「原発が爆発したら韓国は終わりだ」「長期的に見たら原発はハイリスク・ローリターン。なくす方向で進めるべき」「原発周辺の住民をすぐにでも安全な場所に移した方がいい」と不安を訴える声も。

さらに、「建物の手抜き工事については確認したのか?道路のシンクホールの可能性は?」「鬱陵島も昔のような鬱陵島とは違う。開発の後遺症が表れてきているんだと思う」と、大雨や地震とは別の原因を指摘する声もあった。(翻訳・編集/吉金)