16日、自民党の小野田紀美参議院議員が自身のTwitter上で、漫画を青少年犯罪の要因とする意見に反論した。

この日、同党による「内閣第一部会・青少年推進調査会合同会議」では、「児童の性的搾取等に係る対策の基本計画(案)について」「いわゆる『JKビジネス』規制強化の条例案等について」の2件が話し合われていた。この会議の席上、一部男性議員たちが、漫画がこうした問題の要因のひとつになっていると指摘したという。

小野田議員はそこで、「漫画をはじめ2次元を犯罪の要因としないでほしい」「実際の子供達を守るため、実際の子供達に手を出す人間を取り締まることは重要だが、2次元と混同して話すのはやめてくれ」と主張したところ、周囲からのブーイングを浴びたそうだ。


小野田議員は改めて「漫画が全て悪いと言っていないが要因の一つであることは認めるべき」という反論を受けたという。しかし、小野田議員は、性犯罪者の自宅に漫画だけでなく、テレビや新聞があった場合、こうしたものも犯罪の要因になるのかと持論を展開。


小野田議員は「実在しない、絵に描いた存在を愛でるだけで、実際の児童に危害を加える犯罪者と同様のように扱ったり犯罪者予備軍のように扱うのが正義なのでしょうか。それは筋違いの責任転化です」と訴え、犯罪から子どもを守るため、「どんなものを目にしても触れても揺るがない道徳心と正義感の教育」こそが必要と力説する。そして、「責任は個人にあるのだと私は言い続けます」と綴っていた。

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