『Endless SHOCK』出演の松浦 雅:「小さい頃、ドアーズの音を聴いて安心していました」

写真拡大

NHK 連続テレビ小説『ごちそうさん』のふ久役で注目を集め、以降数多くの映画やドラマなどに出演してきた松浦 雅。現在そんな松浦が、ミュージカル『Endless SHOCK』に出演中。もともと、歌はもちろん、クイーンやドアーズといったバンドが作り出す音楽も大好きだという彼女。ここでは、本誌連載『a girl with the guitar』に登場した際のインタヴュー(ロングバージョン)を公開。

―現在松浦さんは、ミュージカル『Endless SHOCK』でヒロインのリカ役を務めていますが。

去年、錦織一清さんが演出をされた『JAM TOWN /ジャム タウン』という舞台に出演させていただいたんですが、その公演を堂本光一さんとプロデューサーさんが観にいらっしゃっていて。それで、リカ役にいいかもしれないと思ってくださったのが出演することになったきっかけです。


ミュージカル『Endless SHOCK』にて

―なるほど。では実際に役を演じてみていかがでした?

以前クラシックバレエは習っていたことがあるんですけど、ダンスとは全然違うし、歌自体は大好きなんですが、先生について教えてもらった経験があるわけでもなくて。みんながやっとここまで来れたという気持ちで挑んでいるかもしれないのに、私はこんなすばらしい舞台に飄々といていいんだろうかという不安が最初はありました。

―2000年から続く『SHOCK』シリーズに出演ということで、確かに緊張する部分もあるかもしれないですね。

今でもまだ、ダンスについては奥が深いなと感じる部分があります。ただ音楽に関しては、イ笋辰僂蟷笋浪里Δ里好きなんだなイ函∨萋感じていて。もともと今のお仕事を始める前から、カラオケで7時間歌っていたこともあったんです(笑)。それはいつになっても変わらないんだなって思いますね。

―光一さんからは、どういった点がリカ役に合っていると思われたか聞きました?

直接伺ったことはないんですが、人伝いで聞いたところでは、リカ役はフレッシュさが必要で、私の中にそういった部分を見い出してくださったそうです。私、普段はあまり、何も知らない女の子や普通の子のような役のオーディションは受けないんですね。本当に純粋無垢な感じの子と並ぶとかなり大人っぽく見えるようで、結局いじめっ子のリーダーみたいな役に決まることが多かったりするので。しかも、光一さんが観てくださった『JAM TOWN /ジャム タウン』で演じたあゆみは、酔っ払って出てきてやりたい放題する役で、いろいろ影を持っている子だったんです。それをご覧になってリカ役に選んでいただいたというのは、自分としてもすごく意外だったし、とてもいろんなところを観てくださったんだなと思いました。

―ちなみに、先ほどあまり普通の子の役は・・・との話でしたが、本当はそういった役もやりたい感じですか?

イ海Δいμ鬚鬚笋蠅燭イ箸いΔ里呂△鵑泙蠅覆い任垢諭ただ、普通の子はむずかしいとは思いますけど。少し暗いところがある役の方が大変と思われる方も多いと思うんですが、実はそういう子ってキャラが立っているし、私としては特徴が掴みやすかったりもするんです。逆に、平凡な毎日を送っている学生の子っていうような設定の場合、あまり引き出しがなかったりするので、ちょっと構えてしまいますね。

―じゃあもし、思いっきり腹黒い、悪の首領役だったらのびのびと・・・?

そうですね(笑)。光一さんもよくおっしゃるんですけど、やりすぎたものをちょうどいいところまで抑えていくのは簡単で。それよりも、もっと出していかないといけないというのはすごくむずかしいんです。ある意味、最初から吹っ切れている分、そういった役を演じる時の方が気が楽かもしれないです。

―なるほど(笑)。では話をかえて、音楽についても。松浦さん、先ほどカラオケに7時間いたという話もありましたが、音楽はかなりお好きなんだそうで。

そうなんです。クイーンみたいな、キーボードが入っていてちょっとプログレっぽいロックが好きです。

―プログレというと、イエスやキング・キリムゾンなども?

あそこまで行っちゃうと、イ呂い呂ぁ△Δ泙い里呂錣りましたイ箸覆辰討靴泙辰董幣弌法私、クイーンの初期はプログレだと思うんです。時期によってどんどん変わっていって、ジャズっぽくなったりもしますけど。ちょっとクラシックっぽい、きれいだなって感じられるバンドが好きです。そういった意味では、ドアーズも好きで。フレディ・マーキュリーもジム・モリソンも、自分の身を削りながら音楽を作っていった気がします。

―最近のものよりは、クラシック・ロックのほうがお好きなんですか?

母がビートルズとかクイーンとか、そういった音楽が好きでずっと身近にあったので、その影響が強いかもしれません。小さな時からずっと車でかかっていたので、知らない間に覚えて歌えるようになっていて。私も好んでいたから、逆にイ海離▲襯丱爐鮗屬涼罎貌れておいてねイ箸いΔ海箸發△蠅泙靴拭

―ロックの英才教育を受けてたんですね(笑)。

(笑)ビートルズにしてもクイーンにしても、曲が膨大にあるので、聴いたことがないバンドに手を出すよりも、これまで聴いてきたものを繰り返し聴く方が多いです。今はすごく音質もよくなっているので、このタイミングでピアノが入っていたんだっていうのに気づいたり。この間も『ボヘミアン・ラプソディ』で、easy come, easy go, will you let me goイ料阿如△△譟△海海埜鞍廚鬚燭燭い討燭鵑世箸いΔ箸海蹐あって。これをフレディが作ったんだなって思うのが楽しいんです。

―聴き方もなかなかのマニアっぷりが発揮されてますね。では、この連載のテーマであるギターについてはいかがですか?

自分の中にゥターをやらなければならないイ箸い使命感があって、以前少しだけやっていたことがあります。でも私、自分よりも小さい人を見たことがないくらい、手が小さいんですよ(笑)。そもそも、ギターの音はあまり好きじゃなくて。・・・というか、音楽には必要なんですけど、自分がやるほど、好きではなかったのかもしれないなと。だからあまり上達しないでやめちゃいました。

―使命感があったんですね(笑)。

(笑)音楽がこれだけ好きだから、楽器もやらなきゃって。で、いろんな人にギターをやってみなよと言われてたから、じゃあ触っとくかと思ってやってみたんですけど。

―今は楽器ってやってるんですか?

全然やってないです。歌うだけで。ただ、もし機会があればピアノは習ってみたいです。ピアノの音はすごく好きだし、私にとってはキーボードがいるってだけでそのバンドを聴いてみようと思ったりするくらいなので。ただ、ピアノでいきなりロックから教えてくれる先生ってなかなかいないですよね。

―普通はバイエルからですよね。

私もクラシックのピアノを習っていた人がロックをやっているのが好きだったりするから、しょうがないかなとは思いますが。自分から習いに行くというよりは、役として習わざるを得ないようなタイミングがあるといいのにって思ってます。

―(笑)そういえば先ほどおっしゃっていたドアーズも、キーボードがないと・・・。

ベースがいないからバンドとして成り立ちませんよね。ちなみに私、生まれて初めて好きになったミュージシャンはレイ・マンザレクなんです。記憶にはないんですけど、母の友達にゥ蹈奪がそんなに好きならミュージシャンは誰が好きなのイ畔垢れて、レイ・マンザレクと答えたらしくて。

―それはまたマニアックな。

ちょっと言いたかったんでしょうね(笑)。私、ミッションスクールに通っていたので、よくオルガンの音を聞いていて。ドアーズは、今聴くとすごく激しいロックだし、こんなに伝えたいことがあるんだって思うんですけど、当時の私にとっては、安心できる音を出してくれるバンドという印象が強かったんですよね。

―まさかドアーズをそんな風に思う子がいたなんて。

そうですよね。でもちっちゃい頃って、まさかあんな歌詞だとは思わないですよね。『ジ・エンド』とか。

―確かに、あんな地獄のような内容とは想像もつかないと思います(笑)。

ジム・モリソンの声は激しいけど、けっして汚くはないんです。だから、ちっちゃい頃でも好きだったのだと思います。

―いやあ、松浦さんの音楽マニアぶりには感動しました。

私も、こんな話をずっとしていられたらいいのにって思います(笑)。

Miyabi Matsuura
松浦 雅 1995年6月14日、兵庫県生まれ。2014年、NHK 連続テレビ小説『ごちそうさん』のふ久役で注目を集める。以降、ドラマや映画などに多数出演。2017年は、舞台『Endless SHOCK』のほか、映画『サバイバルファミリー』や、ヒロイン・夢野ナオミ役を務める『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』などに出演。

『Endless SHOCK』
作・構成・演出/ジャニー喜多川
出演/堂本光一/屋良朝幸、松浦 雅/前田美波里ほか
3月31日(金)まで、帝国劇場にて公演中

松浦 雅写真
Photograph by Tsukasa Kubota Styling by Chiyoe Hakamata Hair & Make-up by Yuko Tanaka (ms up)
Guitar / Epiphone Casino ¥91,800(税込) service.japan@gibson.com
衣装 / Regalect ルミネエスト新宿店 Tel 03-6380-1196