コアラの劇場支配人に扮する

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 お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良が吹き替えキャストを務めた長編アニメ「SING シング」が3月17日に公開される。「ミニオンズ」のユニバーサル・スタジオとイルミネーション・エンタテインメントが組み、フランク・シナトラ、テイラー・スウィフト、レディー・ガガ、スティービー・ワンダーらのヒットナンバーが65曲以上も使用される本作の魅力を、主人公の劇場支配人バスター・ムーンに扮した内村が解説した。

 参加を決意した動機を「字幕版を見て、素直にこれは面白いなと思ったことですね。あとはこれだけの量をまくし立てる役ってあまり今までなかったので、1つチャレンジだなと感じたんです」と明かす内村。鑑賞者の1人として、本作にひかれた理由を「とにかくテンポ感のある、スピード感のある映画で、最後まで見る人を飽きさせない。歌もこれだけありますから、ミュージカルを見ているような感じで楽しめるんじゃないかな。(見どころは)やっぱり、最後のステージ。1人ひとりに見せ場を作っていくっていう王道のパターンが、すごく好きですね。ダメな人たちが最後英雄になっちゃうっていうだけで涙腺が崩壊します」と考察する。

 映画では、バスターが、経営難で閉鎖寸前の劇場を救うために大規模な歌のオーディションを開催し、望まぬ人生を送るキャラクターたちに夢を与えていくさまを感動的に描いている。内村は、歌唱シーンだけでなく、ドラマ部分の完成度の高さにも言及。「『どん底に落ちても後は上に上がるだけ』っていういいセリフがあるんですが、本当にいくらたたきのめされてもあとは上に上がるだけだから、夢を持ち続けてあきらめず続けていればかなうんじゃないかと教えてくれるんです」と自身が演じたバスターのセリフをからめて語る。

 オリジナル版では「ダラス・バイヤーズクラブ」のオスカー俳優マシュー・マコノヒーがバスターの声を演じているが「(アフレコ中)マシュー(・マコノヒー)さんの声が薄く聞こえてくるんですね。こんなテンションなんだとか、こんな抑揚なんだとか。後で重ねて聞いてみると、マシューさんの方が抑揚がすごいなって。俺も自分で結構抑揚つけたつもりだったんだけど、マシューさんの方がもっと声の高低差、高い声を出したりとか、低い声がもっとあって、(日本語吹き替え版は)割と日本人的な感じの言い回しになっていて、違いがあって面白かったですね。人や人種が違うと、こうやって違ってくるんだなと感じました」と刺激を受けた様子。

 日本語吹き替え版ではMISIA、長澤まさみ、音楽ユニット「スキマスイッチ」の大橋卓弥、お笑いコンビ「トレンディエンジェル」の斎藤司、山寺宏一、坂本真綾、大地真央をはじめとするバラエティ豊かなメンバーが顔をそろえており「山寺さんや坂本さんは映像から言葉が(自然にこちらの耳に)入っていく。プロってそういうことなんだって思いました。本当にそのキャラなんですよね」と声優陣の力量に敬服。「(声の仕事に慣れていない)俳優は個性でかわしていかなきゃいけないなって(笑)。斎藤くんとか(長澤)まさみちゃんとか俺らはまた違う分野ですからね。太刀打ちできないところは他で勝負、それはなんだって言ったら自分の個性なんじゃないかな。あと私の初々しさだけを売りに、(吹き替えキャスト)初挑戦だけを売りにね(笑)」と謙そん気味に振り返りつつ「非常に多岐にわたるジャンルの人たちが集まっているので、見ていてワクワクする。この動物はこの人の声なんだとか、(配役に)感心しながら見ていられるので、そこも楽しめるポイントの1つです」とアピールした。

 「SING/ シング」日本語吹き替え版には、田中真弓、宮野真守、谷山紀章、水樹奈々、柿原徹也、村瀬歩、木村昴、佐倉綾音、元ボーカル&ダンスユニット「Dream5」の重本ことり、辻美優、河口恭吾、MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻、Rude-αらも参加。3月17日から全国公開。