14日、韓国・マネートゥデイは、韓国のコンビニエンスストア・CUで発売された弁当が波紋を呼んでいると伝えた。写真は韓国のコンビニエンスストア・CU。

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2017年3月14日、韓国・マネートゥデイは、韓国のコンビニエンスストア・CUで発売された弁当が波紋を呼んでいると伝えた。

CUは同日、新商品の弁当「彼女が作ってくれたお弁当」と「ママが作ってくれたお弁当」を発売した。前者はプルコギ(韓国の焼き肉)やソーセージ、酢豚など肉のおかずが中心で、白いご飯の上にはハート形のナゲットが載っている。後者は黒豆、じゃこ炒め、ズッキーニ炒め、プルコギ、卵焼きなど、たんぱく質を多く含むおかずが中心で、袋入りの韓国のり付きだ。 価格は各4000ウォン(約400円)、CU側は「彼氏の好みをよく理解した彼女のおかずが引き立つ商品」と「おふくろの味が盛り込まれた商品」と発売の意図を紹介した。

しかしこの弁当発売直後、インターネットやSNSなどで性差別や女性の役割固定化を問題視する声が巻き起こった。 家事労働の女性への偏りが韓国の社会問題となる中、「真心」「愛」などのイメージをかぶせて「女性が作った料理」をマーケティング手段として利用したというのだ。ある女性団体の関係者は「残念なこと。料理は女性がするものだという性役割の固定観念が投影されて作られた時代遅れの商品キャッチコピーであり、明らかに女性嫌悪的だ」と指摘した。

こうした指摘を受け、CU関係者は「一般的な母親や彼女のイメージを使用しただけで、女性嫌悪や性差別とは考えていない。 そこまで(深く)考えなかった」と発売の意図に問題がなかったことを主張、対応措置などの計画がないことを明らかにした。

これについて韓国のネットユーザーからは1000件を超えるコメントが寄せられているが、20代男性からの書き込みがやや多いようだ。「一般的なイメージでしょ。性差別でも何でもない」「お父さんは(作らないけど)『弁当でも買って食べろ』とお金をくれる。これは男女の性格の特性にならって商品化したもの。なんで大騒ぎするの?」と弁当擁護派の声が目立つ。

一方で「女はご飯を作るために生まれたの?」「同性愛の人だっているのに、作るのは女性って決め付けるのはおかしい」「テレビには男性のシェフばかり出てるくせに」と女性差別を訴えるコメントがあるかと思えば、「『男は一人でご飯も作れない』と男をばかにしたお弁当」「男性はそんなに無能じゃない」と男性差別を訴えるコメントも寄せられている。

他にも、「このお弁当を買う男=負け組で彼女は当然いない」「彼女がいないから工場で作った『彼女が作ってくれたお弁当』を食べるの?笑」と皮肉を込めたコメント、「最近女性嫌悪の論争が激しいっていうのに、マーケティングチームはこういう側面を考慮しなかったのか」とCU側を非難するコメントなどもあり、論争はヒートアップしている。(翻訳・編集/松村)