防犯ロボットカメラ「アースアイズ」シリーズの中で店舗設置を想定して先行発売されている「ee1-R」(撮影:防犯システム取材班)

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 開発の発表段階からお伝えしてきたアースアイズが手がける防犯ロボットカメラ「アースアイズ」シリーズ。

 昨年11月に先行発売されたビジネス向けモデルとなる「ee1-R」は、AIと連携した映像解析により、万引き犯特有の挙動を検知したり、人間のしゃがみ込みや倒れ込みといった動きを検知したりと防犯から見守り、店舗のマーケティングにも活用できるロボットカメラとなる。

 同シリーズの最大の特徴は、人間の五感のような役割を担うセンサーとAI(人工知能)を搭載している点で、最終的には人間の目(距離センサー・顔認証)、耳(危険音や悲鳴のキャッチ)、鼻(臭覚センサー)に当たるセンサーとAIを連携させることで、事件・事故の早期発見、さらには未然阻止を目指すとしている。

 現段階では、まだ開発中の機能もあるが、東京ビッグサイトで開催されていた「SECURITY SHOW2017」では、6月から搭載予定の顔認証機能、将来的に搭載を予定している臭覚センサーなどのデモを含めた、各機能の紹介を行っていたので、紹介していこう。

●万引き犯特有の動きをAIで検知!?

 先行発売された「ee1-R」に搭載されている機能から見ていくと、まずはうろつき検知機能。カメラの画角内に周囲をキョロキョロ見回したり、ウロウロ動いている人がいた場合、検知してバックヤードなどの店舗スタッフなどに通知を行うというものだ。

 限られた人数で運営しているような店舗の場合、困り事や探し物がある客に気付きにくいこともあるが、同機能があれば速やかに店員が客の元に駆けつけることができる。また、店内を物色する万引き犯だった場合でも、店員の声かけにより、抑止効果も期待できる。

 さらに、AIにこれらの動きの違いを学習をさせていけば、困っている客なのか、万引き犯なのかということを判別ができるようにもなるという。

●品物が無くなったら店員に通知!

 続いてが陳列棚から商品が無くなった場合に通知を行う機能。商品補充のタイミングを計ったり、ショーケースなどからの盗難への対策に活用することができる機能となる。検知範囲の調整で、品切れになったら通知する、1個無くなるごとに通知するといった運用の自由度はあるので、万引き対策から欠品&補充管理まで活用することができるだろう。

 他にもカメラと被写体との距離をヒートマップで表示する機能や、人流カウントで売り場の通過人数や立ち止まった人数などを数値化する機能もあるので、マーケティングへの活用も可能だ。

●臭覚センサーもデモ展示

 監視カメラに搭載される機能としては、斬新といえる臭覚感知機能も今回の「SECURITY SHOW2017」では、デモ展示されていた。

 製品化はまだ先とのことだが、アルコールで湿らせたおしぼりをカメラに近づけると、臭覚センサーが検知して、管理用画面に通知が送られるという一連の流れを見ることができた。

 デモ展示ではアルコールだったが、応用すれば、ガス漏れの検知だったり、焦げ臭さを検知することで、火災の早期発見や予防など、これまでの監視カメラ、見守りカメラではできなかったことが可能になるだろう。

 最後に整理しておくと、既に発売が開始されている店舗設置を想定した「ee1-R」がAIによる不審者検知、従業員管理が可能で、映像解析による立体検知、動作検知、人の重なり検知、人流カウントに対応。本体にスピーカーを搭載することで音声出力も行える。顔認証や臭覚感知といった機能は、今後発売される最新バージョンからの実装を予定しているそうだ。

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