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「舌下免疫療法」という言葉を聞いたことがある花粉症の人も少なくないはずだ。2014年に公的医療保険の適用が始まったことや、対症療法にとどまらず花粉症を根本的に治せる可能性があることなどを受け、医師も推奨する治療法だ。

自宅で治療可能な点がこの治療法のメリットの一つであるが、用いる薬は医療用医薬品で医師の処方なしには手に入れられない。さらに治療を始めるには、舌下免疫療法の認定医の指導を受ける必要がある。そう聞くと、心理面でのハードルをちょっと上げてしまう人もいるだろう。また、忙しくてなかなか病院を訪れる時間がつくれずに困っている花粉症の人もいるはずだ。

では実際、花粉症で悩む人の受診割合はどれぐらいなのだろうか。今回、花粉症に悩むマイナビニュース会員311名に「花粉症関連での医療機関の受診歴の有無」について聞いてみたところ、「受診歴あり」と回答したのは54.6%(170名)だった。本稿では、医療機関を訪れた経験がある人たちの声を紹介しよう。

Q. 花粉症で診察してもらった経験がある人にお聞きします。なぜ、医師に診察してもらおうと思ったのか教えてください

1位: 市販薬よりも医師の診察の方が安心できるので(38.2%)
2位: 症状があまりにもひどく、不安になったので(37.6%)
3位: 保険が適用されるので(28.2%)
4位: 市販薬はどれがいいかわからず、医師に診察してもらった方が早いと感じたので(25.3%)
5位: 花粉症に関する知識を医師から得ようと思ったので(24.7%)

■市販薬よりも医師の診察の方が安心できるので
・「花粉症にも個人差があるため、診察を受けることでジャストフィットの薬を処方してもらおうと思った」(49歳男性/通信関連/営業関連)
・「他の病気も患っているので、薬の相性などを考慮した」(51歳男性/インターネット関連/クリエイティブ関連)
・「市販薬の効果では足りないので医師の診察を受けた。レントゲン撮影をしてもらったら、症状の原因が正確に分かった。処方薬を飲んだら症状がすべて消えた」(34歳男性/その他/その他)
・「医師の診察と検査で、花粉症に限らず複数のアレルギーがあることがわかった」(39歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「各アレルギー検査をしてスギ花粉が原因だとわかり、安心して治療できた」(58歳女性/その他/その他)

■症状があまりにもひどく、不安になったので
・「いつよくなるのか、全く想像もできなかったので」(40歳男性/設計/技能工・運輸・設備関連)
・「あまりにつらくてイライラして気分が悪くなり、頭もボーっとして集中力が低下してしまうため診察してもらいました」(58歳女性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「医師の診断を受ける前年までは、花粉症の症状が出ても我慢できていたけど、ついに我慢ができなくなったから」(37歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「しばらくは一般の内服薬で対処していましたが、一時的に症状が治まるだけで症状がまた出るのではないかと不安を感じていました。知人から紹介してもらった専門医に診察してもらい、症状を抑える対策と有効な処方箋で毎日が快適になりました」(49歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「もともと鼻炎があり通院していたが、花粉の時期は特に悪化するので、不安になって主治医の先生に診てもらった」(24歳男性/食品/その他)

■保険が適用されるので
・「効き目が実感でき、保険が適用されて診察も受けられるので、信頼できるかかりつけの医師にかかるのが一番だと思っています」(60歳以上女性/その他/その他)
・「病院の領収書の方が医療費控除の申告が楽なので」(48歳男性/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)
・「一番手っ取り早いし、安価である」(47歳女性/その他/その他)

■市販薬はどれがいいかわからず、医師に診察してもらった方が早いと感じたので
・「症状にピンポイントで効く薬の方が体に負担が少ないと思ったので」(34歳女性/銀行/営業関連)
・「何の知識も無いので医者に聞いた方が早いと思ったから」(41歳女性/官公庁/公共サービス関連)
・「取りあえず初めてだったので、病院で効く薬をもらおうと思った」(52歳女性/その他/その他)

■花粉症に関する知識を医師から得ようと思ったので
・「基礎知識が知りたかった」(40歳女性/その他/その他)
・「やっぱり医者に行って、花粉症なのかを確認したかったから」(53歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
・「スギやヒノキ、イネなど、自分のアレルギー体質をきちんと把握した上でそれに合った薬を処方してもらいたかったから。それぞれの花粉の時期も知りたかった」(43歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)

■総評

4割近い支持を集め、「市販薬よりも医師の診察の方が安心できるので」が僅差で1位に輝いた。専門家に相談できるうえ、高い効果が見込める薬が処方されるというメリットに魅力を感じている人が多いようだ。花粉症が発症して初診に訪れたという人もいたが、別の疾患で眼科や耳鼻科に定期的に通院している中で、花粉シーズン中は併せて診察してもらっているという意見も目立った。

1位と0.6ポイント差の2位は「症状があまりにもひどく、不安になったので」。花粉の飛散量が多い年はいつもの市販薬だけでは耐え切れず、医師の力を借りたという人が少なくなかった。3位には「保険が適用されるので」がランクインした。毎年のように花粉症対策アイテムや薬代金がかさむだけあって、やはりその負担を減らせるメリットは大きいようだ。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2017年2月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 311名(男性265名 女性46名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート