東京・羽田空港に到着したレックス・ティラーソン米国務長官(2017年3月15日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米国務省は15日、レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)国務長官が同日から開始したアジア歴訪には記者団を同行させず、メディアの報道に関する新しいルールを試験していると明らかにした。国務長官の外遊への記者団帯同という半世紀にわたる慣例を破った形だ。

 米石油大手エクソンモービル(ExxonMobil)の最高経営責任者(CEO)から転身したティラーソン氏は2月2日の就任以降、公に発言したのはわずか3回にとどまり、外部への発言については極めて控えめな姿勢を取っている。単独での記者会見は一度も開いておらず、外相会談の共同撮影の際も記者からの質問に一切答えていない。

 さらに19日までの日中韓3か国の歴訪で同行を許可したのは、保守系ニュースサイト「インディペンデント・ジャーナル・レビュー(Independent Journal Review)」の記者1人だけ。これは国内外のメディアの怒りを買っている。

 今回同行を許された記者は、国務省の取材を許可された国内外の主要メディアから成るグループには所属していない。国務長官の外遊には通常15人ほどの記者が専用機に同乗し、メディア各社は記者の座席を確保するための費用を支払っている。

 国務省のマーク・トナー(Mark Toner)報道官は記者団の同行を認めなかった理由を問われ、新政権の始動に当たり、国務長官に対する報道などに関して「既存の枠組みにとらわれない方法を探るチャンス」になるからだと語った。
【翻訳編集】AFPBB News