サプリメントが健康の維持に活用される健康ブームのなか、サプリメントの誤った使用法により、あらゆる副作用に悩まされている方がいるようです。サプリメントの健康被害がそれほど多いわけではありませんが、やはり誤った方法で使用すると、逆に健康を害することにもなりかねます。

サプリメントの誤った使用方の代表例が、ずばりサプリメントの過剰摂取です。サプリメントにより得られる健康効果を、飲めば飲むほど得られるという危険な認識を持っている方がいますが、これがむしろ健康を脅かすこととなってしまいますので注意が必要です。

サプリメントは飲むほど良いは間違い

ビタミンやミネラルに脂肪酸などのサプリメント全般は、食事では補いきれない栄養素を手軽に補給できることもあり、日頃から栄養管理の一環として多くの方に使用されています。使用したサプリメントにある程度の健康効果を実感している方もいることでしょう。しかしここで間違った認識が芽生えることがあります。もっと飲めば更に健康になれるのではないかという認識です。

確かに非常に多種多様なサプリメント成分において、その健康効果は立証されています。しかしこれらはあくまで、適正摂取量・推奨摂取量を守った場合です。適正摂取量・推奨摂取量から逸脱した過剰摂取は、様々な副作用例も報告されています。サプリメントは飲めば飲むほどいいものではないのです。

脂溶性ビタミンの過剰摂取に注意

サプリメントとしては定番のビタミン成分。ちなみにビタミンにも、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの2種類があります。水溶性ビタミンは多く摂取しても体外に排出される性質を持っているので、あまり過剰摂取の危険性はないといわれています。しかし脂溶性ビタミンの方は、体組織に貯蔵される性質を持っているので、過剰摂取の影響が出やすいビタミンとも言われています。具体的には嘔吐・下痢・頭痛・腎不全等が確認されています。特に脂溶性ビタミンの過剰摂取には注意しておきたいところですね。

バランスを欠くと過剰になるミネラル

ビタミン同様、サプリメントの定番成分で知られるミネラル。ミネラルも過剰摂取による嘔吐・下痢・頭痛・腎不全・肝機能障害などの副作用が多数報告されていますが、ミネラル摂取においてもう1つ注意しておきたいことがあります。それがミネラルバランスです。

ミネラルによっては拮抗作用のある組み合わせがいくつかあり、特定のミネラルが過剰になることで、別のミネラルの吸収・働きが阻害されることがあります。具体例としては、カルシウムとマグネシウムが2:1のバランス、ナトリウムとカリウムが1:1のバランスが崩れることで片方の吸収・働きが阻害されるといったもの。1部のミネラルを過剰摂取することで、別のミネラルが不足する事態となってしまうのです。各種栄養素全般に言えることですが、過剰な成分・栄養素は、わたしたちの消化器官に大きな負担を強いることとなります。

サプリメントの過剰摂取により、腎機能や肝機能に障害が出ている方も多数確認されています。健康を維持・促進するはずのサプリメントが、健康を害する結果となってしまわないように、わたしたちは適切にサプリメントを使用する心構えを持っておくべきでしょう。


writer:サプリ編集部