野球のWBC2次ラウンドE組第3戦、日本-イスラエル戦が15日、東京ドームで行われた。日本代表の侍ジャパンは、6回に打者11人を送り込む猛攻を見せるなど、中盤から終盤にかけてイスラエルを圧倒。先発全員安打を放ち8-3で快勝した。

 1次ラウンドB組を3連勝で突破。2次ラウンドも厳しい戦いが続いたものの、終わってみれば3戦全勝。1次ラウンドと合わせて無傷の6連勝を達成し、E組を1位で突破。第1回から4大会連続となる決勝ラウンド進出が決定した。決勝ラウンドでは、F組2位と21日(日本時間22日10時)にドジャー・スタジアムで対戦する。

■試合経過

 敗戦した場合、スコア次第ではプレーオフにもつれ込む可能性もあったこの試合。前の試合でオランダがキューバに大勝していたため、1位で突破するには勝たなければならない試合となった。

 日本の先発は千賀滉大、対するイスラエルの先発はゼイド。

 日本はヒットやフォアボールで走者を出し、チャンスを作るものの、先発のゼイドを攻めきれず重苦しい展開が続く。一方の千賀もフォアボールは出すものの、要所はしっかりと締めて5回を0点に抑えた。

 試合が動いたのは6回。先頭打者の筒香嘉智が、1ボールからの2球目をセンターバックスクリーンに運び、ホームランで1点を先制。その後も1アウト1、2塁から松田宣浩の適時打、小林誠司の内野安打など、打者11人の猛攻で5点を先制した。

 続く8回も、内川聖一と松田の適時打で3点を追加して8-0。

 対するイスラエルも、9回に牧田和久を攻め立て打者8人を送り込み3点を返したものの、6回と8回に喫した8失点が響き、8-3で日本が快勝した。

■イスラエルの健闘が光る

 対戦相手のイスラエルは、予選から出場。見事に勝ち抜いて本大会初出場を果たした。1次ラウンドA組では、第2回WBCで準優勝したこともある韓国や前回準決勝進出のオランダを破るなど3戦全勝で、見事1位通過を果たした。

 2次ラウンドでも、初戦のキューバ戦で4-1と勝利を収め、1次リーグと合わせて4連勝を達成したものの、第2戦のオランダ戦で2-12(8回コールド)と大敗、日本戦では粘りを見せたものの3-8で敗戦して力尽きた。

 最終的には2次ラウンドで1勝2敗に終わり、E組3位で2次ラウンド敗退が決まったが、予選から勝ち上がったチームとは思えないほど正々堂々とした戦いを見せ、強豪国とも対等に渡り合うなど存在感を見せた。

 今大会で初出場ながら2次ラウンド進出を果たすなど、貴重な経験を積んだイスラエル代表。次回大会以降も注目だ。