Galaxy Note7を筆頭に爆発や発火が問題視されているリチウムイオンバッテリーですが、新たに飛行機内で眠っていた乗客の女性の耳元でヘッドホンが爆発したことが発覚し、これもバッテリーの不具合ではないかとみられています。

News: Battery explosion mid-flight prompts passenger warning

http://www.atsb.gov.au/newsroom/news-items/2017/battery-explosion-mid-flight/

A woman sleeping on an airplane was burned by her exploding headphones - The Verge

http://www.theverge.com/2017/3/15/14938788/headphones-explosion-airplane-sleeping-woman

2017年2月19日の中国・北京発、オーストラリア・メルボルン行きの飛行機の中で、乗客のヘッドホンが爆発していたことがオーストラリアの運輸安全局の発表で明らかになりました。運輸安全局によれば、爆発の原因はヘッドホンのバッテリーにある可能性が高いとのことです。なお、ヘッドホンを使用していた乗客の名前、爆発が起きた飛行機を運航していた航空会社の名前、爆発したヘッドホンのブランドなどの詳細な情報は明かされていません。

耳元でヘッドホンが爆発した乗客の女性は耳元からあごにかけて真っ黒焦げに。



運輸安全局によると、飛行機が中国・北京を出発して約2時間ほどが経過したタイミングで大きな爆発音が鳴ったそうです。ヘッドホンを装着していた乗客の女性は爆発の際は眠っており、「私が起きた時、自分の顔が燃えているように感じました」と爆発が起きた際のことを語っています。

ヘッドホンを装着していた女性は耳から外し、燃えていることに気づいてヘッドホンを床に投げ捨てたとのこと。その後、客室乗務員が水の入ったバケツを持ってきて燃えるヘッドホンを消火したそうで、この時、ヘッドホンはバチバチと火花を発していたそうです。消火したあとは煙が消え、電池とカバーは床の上に溶けていたとのこと。

被害に遭った女性には幸い大きなけがは見受けられませんが、髪の毛が燃えたニオイが機内に充満していたそうです。



また、手元にもやけどが原因と思われる水ぶくれができています。



なお、運輸安全局は「使用しない場合はバッテリーを所定の保管場所で保管してください」「予備のバッテリーは持ち運び用の手荷物に入れなければいけません」「乗客のスマートフォンや他のデバイスが座席の隙間に落ちた場合、座席を動かす前にこれを見つけて下さい」「乗客が自らのデバイスを見つけることができない場合は座席を動かさないまま、すぐに客室乗務員に連絡して下さい」としています。

ヘッドホンのような小型の端末に使用されるリチウムイオンバッテリーは、熱暴走しやすいことで知られています。なぜリチウムイオンバッテリーがこういった爆発事故を起こすのかは、以下の記事を読むとわかります。

スマホのリチウムイオンバッテリーが爆発事故を起こすワケとその回避策とは? - GIGAZINE



今回の飛行機内で起きた爆発事故の原因がリチウムイオンバッテリーの熱暴走かどうかは不明ですが、海外ニュースメディアのThe Vergeは「Galaxy Note7やホバーボードが爆発する問題の背後には『リチウムイオンバッテリーの熱暴走』があることを考えれば、今回の爆発の原因もおそらくこれなのだろう」としています。