まるでホラー小説!? スティーブン・キングの反トランプのツイートに“17万いいね”

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『スタンド・バイ・ミー』『ミザリー』などで知られるモダンホラー小説の巨匠ステーブン・キング(69歳)がまるで短編小説のようなツイートでトランプを批判しました!

◆オバマはトランプタワーから苺アイスを盗んでいった!?

 今月上旬、トランプ大統領がオバマ前大統領にあらぬ疑いをかけ、またしても世間を騒がせましたのを覚えているでしょうか?

 3月1日、土曜の早朝6時30分−。

「最低だ!」と切り出したツイ廃老人ことトランプは、「大統領選挙前に、オバマがトランプ・タワーの電話に盗聴器をしかけていたことが発覚した」と興奮気味にツイート。「オバマは悪人(じゃなければ病気)!」と糾弾したあの騒動です。

 これには『CNN』を代表する多くのメディアが「ナンセンス」と一刀両断。筆者の周囲でも、「いよいよヤバイ!」「メンヘラなのでは?」とトランプの精神状態を心配する声が聞かれました。

 そんな中、「皮肉がきいていて最高!」と話題を集めたのがキングの連続ツイート。オバマに盗聴疑惑をかけたトランプをパロった内容で、まるで短編小説のようだと絶賛されたのです。

 その内容は以下の通り。

「オバマは自らの手でトランプの電話に盗聴器をしかけたのだ。(NYの電力会社)コン・エジソンの作業着を着てね。

 ミシェル夫人はその間、見張り役を任されていた。なんてこった!」

「しかもオバマは盗聴器をしかけただけでなく、食堂から苺のアイスクリームを盗んでいった」

 と、このように、ツイートは大統領の被害妄想を完全にバカにしたものに。
 続くツイートでは、「トランプは、オバマがまだホワイトハウスから立ち退いていないことを知る! 彼はクローゼットの奥に隠れている。その手にハサミを握りしめて……」と、ホラー仕立ての結末で締めくくりました。

◆1年前から今のアメリカを予言・警告していた大作家!!

 連続ツイートの最後は、現大統領のトランプやそのスタッフへの不満をストレートに表現し、「愚か者たちめ! 諸君、本当にこれは由々しき事態だ」と怒りを露わにしたスティーブン・キング。

 選挙中から声高に反トランプを宣言し、昨年の5月には総勢450人の作家たちと共同で公開書簡『An Open Letter to American People』を発表し、「金持ちもセレブリティも大統領になる資格はない」と候補者だったトランプを挑発したことでも注目を集めました。

 その書簡には、「独裁政権の歴史は、情報操作と分裂、民衆扇動とウソの歴史だ」という新大統領誕生後のアメリカを予言するような一文が書かれていたのですが……。

 実際に今のアメリカはというと、その予想がズバリ的中して国民の意見が真っ二つ。フェイクニュースが発信する嘘が世論を支配し、大統領令を好き放題に出しまくる独裁者のようなトランプのやり方が波紋を呼んでいます。

 トランプ当選直後はショックのあまり、「本の紹介も、政治論も、愛らしい犬の写真もしばらくアップしない。私は口を閉ざす」とツイッター卒業宣言をしていたキング。
 しかし、我慢できなかったのでしょう! それから2週間と絶たないいうちに大統領叩きを再開。
 その後もツイッターで政権批判を繰り広げ、今回のパロディツイートに行き着いたのでした。

 誰にでも噛み付くトランプも作家の表現力には恐れをなしたのか、今のところこのパロディツイートには反応がありません。今後、この二人がバトルを繰り広げる可能性はあるのか? 不謹慎ですが、楽しみに待ちたいと思います。

Source:『CNN』http://www.cnn.com/2017/03/04/politics/trump-obama-wiretap-tweet/
『An Open Letter to American People』http://lithub.com/an-open-letter-to-the-american-people/

<TEXT/アメリカ在住・橘エコ>