温水洗浄便座が訪日中国人に大人気であったことから分かるように、日本の「痒い所に手が届く」トイレ事情は中国人にとってはうらやましい限りのようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 温水洗浄便座が訪日中国人に大人気であったことから分かるように、日本の「痒い所に手が届く」トイレ事情は中国人にとってはうらやましい限りのようだ。

 少し前までは、中国の公衆トイレと言えばドアが設置されていない、いわゆる「ニーハオトイレ」が多く、しかも有料だった。だが、最近では大きく改善され、こぎれいでドアのついた、しかも無料の公衆トイレも増えている。しかし、トイレットペーパーはやはり設置されておらず別売りなのが普通だ。

 中国メディアの今日頭条は13日、日本のトイレがいかに素晴らしかを紹介する記事を掲載した。記事は、日本の家庭用のトイレは「2分離」や「3分離」はもちろん「4分離」まで登場していると紹介。これは、トイレ、浴室、洗面所、そして脱衣室といった水回りが2つ、3つ、あるいは4つの空間に分かれているという意味だ。

 中国ではトイレ、浴室、洗面所、脱衣室のすべてが1つの部屋になった家が多いため、日本のようにトイレと浴室が分かれていることが新鮮に感じるようだ。記事は、日本のような分離式だと余分な空間が必要だが、「家族の誰かがトイレを使用しているときでも、ほかの人が風呂に入れる」ので効率的だと高く評価した。

 さらに、日本の公衆トイレには多くの親切設計が見られると称賛。記事が紹介したのは、「トイレ用擬音装置」、「トイレのタンクの上で手が洗える設計」、「子供用トイレが一緒についていること」、「ベビーチェアがあること」、「使い捨て便座シート」、多めに準備された「トイレットペーパー」の予備、高さも位置もよく設計された「手すり」の7つで、細やかな設計の数々を称賛した。

 こうした設計は、使用者に安心感と居心地の良さを与え、使用者の立場に立った設計であることが感じられる。記事は、「こうした優しい設計に国境はない」、また「中国にも広まれば良いのだが」と羨んでいるが、浴室や洗面台とトイレを区別するほどトイレにこだわりを持つ日本だからこそできる習慣であり、中国にも浸透するのには時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)