15日、韓国国民は現在の韓国の社会統合の状況に大きな不満を抱いていることが分かった。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はソウル。

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2017年3月15日、韓国日報によると、韓国国民は現在の韓国の社会統合の状況に大きな不満を抱いていることが分かった。

韓国保健社会研究院は同日、韓国社会に対する韓国国民の認識について調査した報告書「社会統合の実態と国民の認識調査」を公開した。調査は昨年6〜7月、全国の成人男女3667人を対象に、包容・信頼・躍動性・希望・協力の5つの観点から、それぞれ10点満点で過去(2006年)・現在(2016年)・将来(2026年)の韓国社会を評価する方法で行われた。肯定的であるほど点数が高い。

調査によると、「包容」の観点で現在の韓国社会は3.79点だった。「思いやりと包容の社会」(10点)よりも「差別と疎外が激しい社会」(0点)にはるかに近いということになる。「信頼」の観点でも3.80点を記録し、「お互いを信じて生きていく社会」(10点)よりも「お互いを疑う社会」(0点)に近いと評価された。「躍動性」は4.03点で5つの観点のうち最も高い点数を記録したが、それでも「活気と希望のある社会」(10点)より「活気がなく低迷した社会」(0点)に近かった。「希望」は3.76点で、5つの観点のうち最も低かった。「経済的な希望、未来への希望がある社会」(10点)には程遠く、「経済的な不安、未来への不安だらけの社会」(0点)とみるのが妥当と認識されていることが分かった。

また、回答者は10年前である2006年の韓国社会を現在よりもはるかに高く評価した。2006年の韓国社会の包容・信頼・躍動性・希望・協力の5つの観点の評価は、現在の社会よりそれぞれ1.23点・1.47点・1.27点・1.38点・1.19点高かった。10年後である2026年の韓国社会の展望については、現在よりそれぞれ0.23点・0.11点・0.53点・0.56点・0.29点高く評価するにとどまった。これは、韓国国民が過去より急激に社会環境が悪くなった現在を不満に思っており、今後もさほど良い社会にならないと考えていることを示している。

報告書は「韓国の社会統合の状態を改善するためには、余暇時間の確保など社会参加を拡大できる客観的な条件を確保していかなければならない」と主張した。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「李明博(イ・ミョンバク元大統領)と朴槿恵(パク・クネ前大統領)が韓国を30年前の状態に戻した」「国のことに興味のない人が大統領を務めていたのだから当然の結果。でもそんな人を大統領に選んだのは私たち」「次の大統領選びは本当に重要だ」「廬武鉉(ノム・ヒョン)元大統領の時代が恋しい」「10年前は借金があっても必ず返せるという希望があったのに…」などのコメントが寄せられた。その他、「これから少しずつ良くなるという希望を持とう」「大丈夫。韓国は今、生まれ変わろうとしている。10年後には必ずヘル朝鮮(地獄の韓国)を脱出できる」など前向きなコメントもみられた。(翻訳・編集/堂本)